今日も飲んだぜ〜ったく、うちの会社の経営はほんと無能で困っちゃうよ
ほんとそうですよね、部長とかありえないっす!
こんな会話、あなたの周りでも珍しくないのではないでしょうか?
しかしながら会社や上司の愚痴を外資系企業でベラベラ喋ってしまうと、最悪クビに追い込まれます。
外資系企業で長年勤務している筆者が、なぜ外資系企業では会社や上司への愚痴が厳禁なのか、体験談からまとめます!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日系大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
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【実録】外資系企業で愚痴を言ってクビになった話【人間関係】
超絶パワハラのクソ上司
外資系企業に転職して数年、筆者がまだ外資系企業のお作法もあまり理解していなかった頃の話です。
当時筆者は直属の上司であるM野 課長とのコミュニケーションに大きく悩んでいました。
M野 課長は頭がよい人ではあったのですが、ドストレートな発言や高圧的な態度と暴言を繰り返していたのです。
ちょっと!!!なんなのこれ!!!
部長、大変です、Ashさんが出来てません!
言っていることは確かに的確でも恐怖のあまり部下たちはもはや相談も質問もできずまたミスを繰り返す、、、と言う負のループにチーム入っていきました
百戦錬磨の筆者や同僚も流石に段々とメンタルが崩壊していきました。
さらに、顧客や他チームに対しても正論を上から目線で打ち投げるM野課長は、部下を潰しながら社内外に敵を作りまくってさらに部下に尻拭いをさせるという、地獄絵図を作り上げていきました。
私、シヌのかな?
M野課長がクソパワハラ上司で許されていた理由とは?
M野課長は部下は潰すし社内外の関係者を激怒させるしで、上司が務まる器ではありませんでした。むしろ、窓際族に置くべきほど、危険な人物だったのです。
ここで問題になるのが、M野課長を評価して昇格させてしまったK田部長です。どうもK田部長は、M野課長に弱みを握られていたようで、情けないことに進言ができません。
さらにK田部長は日本法人が立ち上げ時から20年も勤続しているベテランで社長ですら物申せないほど社内では権力を持っていました。。。
もうこうなると、筆者には救いはありませんでした。
先輩により、M野課長とK田部長に密告された筆者
あまりに辛くなった筆者は、先輩とランチに行って、愚痴を聞いてもらっていました。
今日もM野課長に罵倒されて、、客からも同僚からも悪評高いのにM野課長を放置してるK田部長もありえないと思うんです!
先輩も同じく辛そうにしていたため、一見支え合っているような私たちでした。
しかし程なくして、筆者は突然、K田部長に呼び出しを喰らいます。
Ashleyちゃん。君の先輩から相談があってね。うちのチームの不満を言っているんだって?そういう行為は君の信用を落とすから辞めてくれないか。君のためを思って、私はわざわざ時間をとって言っているいるんだ!!!!
はああああああ?!先輩、なんと私の愚痴を上司にちくったのか!!!!
もうこうなると、どんなに後悔しても後の祭りです。
外資上司による、筆者の追い出しが始まる
こんなトラブルがあるまでは、通勤で一緒になれば部長は走って筆者を追いかけてきて可愛がってくれていました。
このトラブルからは、目も合わせない、研修費用の予算も出してくれない、と言う露骨な報復が始まりました。
筆者は部署に居場所がなくなり、社内の別部署に移動を願い出て移動しました。
しかしK田部長は社内で絶大な権力を持ちますから、移動先の上司にも筆者のことを悪く吹き込んでいました。結局、移動しても筆者は社内での居心地が悪く、1年で退職に追い込まれたのです。
結論:外資は裏切り者は追い出されます!
外資系企業は軍隊組織である
外資系企業は国や企業、もちろん組織によっても違いはあれど基本的には軍隊型組織です。
外資系企業は強烈なトップダウンで組織が作られています。フラットな文化というのはただの建前で、日系企業のように民主的であることはまずありません。
外資系企業では、あなたの待遇や処遇を決定するのは人事部ではなく、直属の上司になります。上司の一存で決まる、ということです。
上司の立場から見てもこれは同じで上司は上司に逆らうことはできません。
外資系では同僚を信じてはいけない
外資系企業では、会社から不要と判断された従業員は退職に追い込まれます。このため、上司を含めて従業員の立場は常に不安定になります。
誰もが会社にとって、つまりあなたの上司から見た時に自分が必要だと思ってもらおうとするために必死で結果を出し、上司様の忠犬ハチ公になることを誓っています。どんなに上司が嫌いでも、本人の前では、
上司様のおかげで私は仕事が楽しくて仕方ないです!何なりとお申し付けください!!!
このような姿勢でいることが外資系企業では当たり前なのです。
ここでもしあなたが
いやー、ホント俺の上司って無能だよ
なんてうっかり同僚に漏らしてしまったら、確実に同僚は
上司様〜、そう言えばこの前、Aさんが組織に不満があるみたいなこと言ってたんですよねえ
と、あなたの愚痴を上層部に密告します。
会社や上司である自分の愚痴を部下が言っていることが耳に入った場合、上司は従業員を裏切り者とみなして確実に報復を行うのです。
外資では首切りは巧妙かつ合法的に行われる
外資系と言っても日本では労基法も厳しいから、愚痴を言ったからって簡単にはクビにできないでしょ?
と思う人もいるかもしれません。
しかし、外資系企業の首切りというのは、社員のパフォーマンス不足やコンプラ違反を無理やりこじつけて自主退職を合法的に迫る、ということが一般的です。
筆者の体験談はまさに、典型的な例と言えるでしょう。
外資でうっかり愚痴を言ってしまったら、どうする??
外資系企業では、愚痴を社内で言ってしまったら、遅かれ早かれあなたの居場所は無くなります。
そんな大袈裟な〜。信用できる仲間だし平気でしょ!
こんなふうに呑気でいると、気づけばある日を境にして上司から超絶厳しい到底できないような仕事を振られて潰されたり、逆に会議に呼ばれず実績を積むことができなくて最低評価をつけられたり、追い出しを喰らうことになるのです。
うっかり外資系企業で愚痴を言ってしまったあなたが取るべき行動は、JAC Recruitmentなどの転職エージェントに直ちに登録して次の活躍の場を見つけることです。 まずは書類を準備したい、幅広く探してリスクヘッジしたい、そんな場合は転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービスも、市場感覚をつかむには非常におすすめです。転職は、居場所がなくなってから慌てて行うと正常な判断ができないためにブラック企業に迷い込むリスクが非常に高くなります。まだ上司に密告されていない今が、余裕を持って次の会社を選べるチャンスなんです。今なら、少し余裕を持ってじっくりエージェントと会話することができます。
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