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【現役社員が語る】外資系企業は実力主義か【人間関係】

外資系企業

“外資系企業は実力主義”と

思っている方も多いのではないでしょうか。

その問いについて

私の経験からお話ししたいと思います。

 

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 外資系企業の人間関係

 外資系企業の人間関係はドライという大嘘

ブログ主 Ashley
ブログ主 Ashley

欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。

短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計11年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。



【現役社員が語る】外資系企業は実力主義か【人間関係】

成果で報酬をもらうのは一握り

外資系=成果報酬、は嘘です

外資系企業は

成果を出せばスポーツ選手のように

評価されて

年俸が跳ね上がると

思っている方も多いのではないでしょうか?

これは確かに、一部当てはまります。

例えば

外資系投資銀行や外資系保険会社の営業

若くして数千万円の報酬を受け取ったり、

アメリカの金融なら

サラリーマンでも

億単位を叩き出す人も一部にはいます。

 



また基本的な会社の構造として

外資系企業は日系企業と比べ

各部署や各個人の業務責任や

担当が明確である場合が多いです。

 

JDーJob Descriptionと呼ばれる

職務内容を記述した書類に合意して

サインして入社するため

日系企業と比較すれば

各自の成果に対する評価は具体的になります

上司も部下も

評価時は非常にピリピリとした空気感になることも

珍しくありません。

 



 

働かないおじさんは存在しない

日本のように雇用を

何がなんでも守らねばならない、という

概念が少ない企業が多いため

利益を出さない部門や社員は

部門ごと閉鎖したり

手当金をつけて退職させる、、

ということもおきます。

日系大企業にいる

“働かないおじさん”は

外資系企業では基本的にあり得ません。

 



実力があっても評価されないのは外資も同じ

この部分だけクローズアップされて

”外資系企業は実力主義だ”と

言われるのかもしれませんね。

 

しかしながら、

いくら成果を出したとしても評価されない

日系企業のように

報われない社員がいることも事実です。

また、

メーカーなどは金融のように

報酬が跳ね上がることは

業界の構造上厳しいでしょう。

 

さて、それでは

外資系企業でいうところの

“実力主義”とは一体何なのでしょうか?

外資系企業で内部昇格するのは

どんな人なのでしょうか?

 



外資系企業は、政治力が9割

上司と仲良くできなければ評価されない

外資は超Yesマンであることを求められます

 

外資系企業であなたを評価し

あなたの給与を決定するのは

直属の上司になります。

 

そんなあなたの上司が

どんな立場に置かれているかといえば

権限が絶大になる一方で

会社からいつ切られるかという

不安定な立場という状況になります。

外資系企業はコストにシビアですから

高給なのに

会社に貢献しない管理職は

追い出したいのです。

 



 

そんな立場に置かれている

自分の身を守らねばならない上司は

例えばこんな部下をお気に入りとして囲っておこうとします

 

上司にとって有益な行動を取れる

上司を裏切らない

◎成果は出すけれど上司の立場は脅かさない

 

これを裏返せば

上司が好まない部下も見えてきます。

✖️仕事だけにフォーカスして、

チームや上司のメンツを立てない

✖️上司の立場を脅かすような、

露骨なパフォーマンスを

見せて目立とうとする

✖️上司に対する不平不満や愚痴を漏らしている

 

上司に対する裏切りは

ひいては会社への

裏切りとも取られるため

このような社員は

たとえ成績が良かったとしても

あの手この手で評価からは落とされ

会社から追いやられる

ことになるでしょう。

あなたの同僚の成果が

いまいちだったとしても

上司はあなたより

同僚を評価するのです。

 



つまり、

外資系企業での

本当の実力主義と言うのは

あなたの上司に対して

徹底的に忠誠を尽くす力

ということになるのです。

極端にいえば、政治力が9割

これに尽きるのです。

 



実体験:私が昇級できなかった理由

うっかり愚痴ってしまったばかりに、、、

 

私は数社を経験して来ていますが

その中でも印象深かった出来事がありました。

 

当時平社員で入社後、毎年の評価も

満足いく内容だったのですが

上司との相性に疑問があり

職務内容も頭打ちを感じたので

移動をすることにしました。

 

移動が決まった後で

私は

上司の愚痴をうっかり

同僚にこぼしてしまったのです。

 



その後程なくして

私は上司から

会社の近くのカフェに呼び出されました。

 

「あなたが移動する理由が

私への不満だと言う話が社内に広がって来たので

方々に話をして打ち消したわ。

誰がこう言う噂を流したかわかってるわよね?

とぼけても無駄よ。

あなたがAさんに話したことは

わかっているわ」

と、

上司はたいそうに厳しい顔で

詰め寄ってきます。

  

「あなたの異動の理由が

ポジティブなものではないと

受け入れ先が知ったらどう思う?

社内でもあなたは評価されているのに

こう言うことをすると

あなたの評価が下がってしまう。

あなたのためを思って言っているの。

今後一切、

私や会社に対する愚痴は言わないと約束して

そして、Aさんとは関わらないように。

私はAさんなんて

本当は首にしたいくらいなのよ!」

と、腕を握られて

口止め&脅しを受けたのです。。。

まさかの口止め?!!

この上司の言葉は

言っていることはわかりますが

冷静に考えれば

上司である自分の立場を守る行動に他なりません。

 

さらにその年の私の昇給の話は

巧妙に練られた

人事考課になり水の泡となりました

この経験が私にとって

大きな学びになったことは

言うまでもありません。

 

このようにして

外資系企業では絶対に、絶対に、

上司に歯向かってはいけないのです。

 

居酒屋で

「うちの上司は使えなくてさー

ほんとバカだよなあ」なんて

言っているサラリーマンを見ると

ああ、この人は日系企業の人なんだな、、、

平和だな、、と思う、Ashleyなのでした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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