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【実体験】海外で働きたいから英語を勉強、では無理です【順番が大事】

外資系企業

”海外で働きたいから英語を勉強しよう”と考えて

学生のうちなどに留学する人は多いものです。

 

しかし

英語だけ勉強したところで

海外で働くというのは

ほぼ、

不可能と言ってしまっても過言ではありません。

  

本日は、

私と友人を実在のサンプルとして

・海外で働きたいから英語を勉強した人

・この仕事を海外の人ともやってみたいと思って

 英語を勉強した人

の、

キャリアの違いを

実録でお話ししてみたいと思います。

 



【実体験】海外で働きたいから英語を勉強、では無理です【順番が大事】

英語話者は15億人いる?!

日本に生まれ育ち、

海外で働きたい!と思うと

何よりもまず、

英語をやらなくては!!!と

多くの方が思いがちです。

 

これは間違ってはいません。

英語は世界公用語ですから

世界的な企業であれば

概ね英語が使えれば

就労はできます。

 

しかし、

世界に英語を話す人は

推定で15億人いると言われています。

日本人口の15倍、英語を話す人がいる

というわけです。

 

超単純に考えれば

言語だけで日本の15倍競争率が高くて

外国人というハードルも加わるのですから

英語しかできない人が海外で働くことは

ほぼ絶望的です。

 



 

海外で働きたいから英語を勉強した友人の場合

日本で英語教師になったYちゃん

私の高校時代からの友人のYちゃんは

高校の頃から英語が大変得意で

高校を卒業後は英語の専門学校に行ったり

米軍勤務の外国人の彼氏を作るなど

英語が大好きな人でした。 

 

長年勤めていた塾講師の

英語教師のバイトでも評判の先生で

かっこよく英語を話すYちゃん。

 

そんなYちゃんの人生は、

まさに、英語英語英語といったところです。

 

Yちゃんは、

学校を卒業した後も実家住まいで

「英語を話せる人なんていくらでもいる」

「私は英語を使って

何か人と違うことがしたい」と言いながら

自分には何ができるのだろう、と

悶々とした日々を送りながら自分探しを始めます。

しかしながら企業に就職するでもなく

塾で英語講師のアルバイトを続けていました。

  

そこで彼女が行き着いたのは、

高校の英語教師の資格を取り

英語教師になることでした。

 

そして無事、

成績優秀で高校の英語教師なった彼女は

一発で希望の配属になり

現在も順調にキャリアを重ねています。

 

そんなYちゃん、

実は

いつか海外で働きたい

と思って英語を勉強し始めたということを

彼女の結婚式のスピーチで言っていました。

 

彼女の場合、

英語だけを勉強していて

これといったスキルも経験がなかったことにより

海外で働くのは不可能だったということの

あるある典型例です。

 

しかし、 

結果的に彼女は大好きな英語を

彼女の才能でもある

教育分野で使って多くの日本人生徒の

可能性を開いているのですから

とても実りがある素晴らしい人生であることは

疑いようがありません。

 



 

本当に海外で働きたいのかを、考えてみるべき理由

英語を使って海外で働きたい、

と思っている場合は

特にアメリカのエンタメの影響で

海外=アメリカ=実力主義、高収入、自由!と

盛大に勘違いしている場合が多々見受けられます。

 

夢や目標を抱くというのは素晴らしいことなので

そこに水を差すつもりはありません。

 

だからこそ、

限られた人生の時間だからこそ

まずは目標を明確にすることが大事だと思います。

 

つまり、

・本当に海外で働きたいのか

・海外で何をしたいのか

・海外で働くことが自分にとって最適解なのか

・海外で働ける選択肢はなんなのか

・海外で働くのではなく、英語が好きなのではないか

などなど、

具体的に調べて噛み砕いてみてほしいと思います。

 

Yちゃんの場合は、

海外で働こうと思えば

例えばまずは

ワーキングホリデーなどの選択肢もあったはずですが

彼女はいろいろ考えて結局行きませんでした。

 

自分がやりたいのは、

大好きな英語を仕事にすることであって

英語で仕事をすることではない

ということに気付いたからです。

 

それならわざわざ、

競合他者がひしめく海外なんていくより

日本で高校の英語教師をやれば

社会保障が充実していて

家族も近くにいる日本に住みながら

公務員で安定していい給料ももらえますから

まさに彼女は自分にとっての

最適解を見つけて、夢を叶えたのです。

 



 

”この仕事を海外の人ともやってみたい”と逆算して英語を勉強した私の場合

日本人としか仕事ができなかったらヤバいのでは?

Yちゃんと対照的だったのが私のケースになります。

 

私は学生の頃はそこそこ英語はやっていましたが

喋ろうと思ったことなんてなかったし

新卒で入社した企業は日本国内の仕事しかなかったので

外国人と仕事をするなんて1ミリも考えずに

入社して働くことになりました。

 

しかし、

その企業で丸5年ほど働いた頃にふと、

人生長いのに、

日本人としか仕事できないってヤバくない?

と何故か思ったのです。

 

定年が仮に60歳だとしても

まだ何十年もあるのに、

日本人同士の凝り固まった価値観で仕事しているのは

つまらない!とも、

思うようになっていました。

 

外国人と働いたことなんかなかったのに

何故かそう思うようになったのです。

 

日本人同士の年功序列と男性社会に適合できなかった自分

私が新卒で入社した企業は、

業界や年代もありましたが

絵に描いたような、年功序列、男性社会でした。

 

これは単純に、

私とその企業の価値観がズレまくっていたのです。

 

でも、

配属ガチャでたまたま配属された部署の仕事は

たまたま私にカチッとハマり

仕事自体は誰にも負けないように

一生懸命やって、楽しんでいました。

 

そこで私は

男女関係なし、個人の評価に軸足を置いている

外資系企業に行ってこの仕事を外国人とやりたい!

思うようになったのです。

(若いってスバラシイ)

 

そこでいろいろ調べてみると

どうやら外資系企業日本法人は

オペレーション業務でない場合は

実務のスキルと経験に加えて

高い英語の会話力が求められる

ということで

TOEICも受けたことがなかった私は

リクルーターにバカにされて門前払いされていました。

 

経験については

誰にも負けない自信があった私は

(若いってスバラシイ2回目)

目指す仕事をやるには英語を身につけなきゃ

と思い

そこからコツコツTOEICを始めたり

オンライン英会話で英語を学ぶことにしたのです。

 

新卒で入った会社に不満がなければ

英語なんて勉強しませんでした

配属ガチャが違っていたら

私は今でもきっと、

同じ超日本企業で

日本語だけを使って

日本人とだけ働いていたと思います。

 

 私がなぜ外資系企業で働くことになったのか①

 私がなぜ外資系企業で働くことになったのか②

 私がなぜ外資系企業で働くことになったのか③

 



気づけば日本にいながら海外チーム、そして海外へ

日系企業を飛び出した後、

数社で経験を重ねながら、

気づけば

この職種で大きなプロジェクトをグローバルチームでやる

という地点に辿り着いていました。

 

そして、

欧州の上司が何故か気に入ってくれ

社内の部署で初めて

欧州本社から「Ashをくれい」と

直々にドラフト指名がかかり

欧州本社にて数年間、

勤務をさせてもらうことになりました。

  

私の感覚としては、

海外で働きたい!ではなくて

経験を積んだこの仕事を

日本人以外とやってみたい!という思いから

ステップアップとして英語を身につけた結果として

海外で働くことになった、という形になりました。

 

あの時決意したことが実現した形ですが

思った通り、

外国の方と働くのは

良くも悪くも多様性に富む毎日になりました。

 

自分の力不足を痛感したり

文化の違いで足元をすくわれたり

逆に日本人とでは打破できなかった壁を突破できたり

予想できなかったことの連続です。

 

ストレスで500円玉ハゲができることもありますし汗

海外に住んで働くことが

自分に合うかどうかも、

やってみないとわかりませんが

 

人生は一回しかないですし

家族の理解がある恵まれた環境なので

やれるだけやってみようかなあ、と思っています。

 



まとめ:英語はツールにすぎない

海外で働きたくて英語を勉強したYちゃんと

この仕事を外国人ともやってみたい、で勉強した私を

参考にとってお話ししてきました。

 

英語を勉強しておくことは

チャンスを掴むことには非常に有効であることは

間違いがありません。

 

しかし、

世界に15億人いる競合他社に埋もれないような

戦略的なキャリア作戦なしでは

英語を話せるだけでは海外で働くのは

限りなく厳しくなることも確かです。

 

別記事で、

日本人が海外で働く方法もまとめようと思いますので

お楽しみに〜!!!

 

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