皆さんは、自分はどう考えても同僚より仕事もできているのに自分よりできていない人が昇進したり、部下みんなから嫌われている無能上司がいつまでも上司として居座っていたりして、フラストレーションを溜めていないでしょうか。
実はこの現象、会社である限り、ほぼ全ての企業の全ての階層で起こると言っても過言ではありません。なぜかというと、会社員が評価され、出世するには、絶対的なルールが存在するからです。
今日は、私が過去の自分に教えたかった、たった一つの出世のルールについてお話しします!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
結論:会社員は、上司を最優先して仕事しよう
サラリーマンが評価されたい時の鉄則はただ一つ。上司の期待を満たすことです。
サラリーマンをやっていて自分は評価されないと嘆いている人の9割が、上司ではなく自分だったり顧客だったり、向く方向を間違えて仕事をしてしまっています。
サラリーマンのあなたの評価をするのは、誰でしょうか。
顧客?社内の同僚?売上の数字?
いろいろありますが、あなたを評価するのは、あなたの上司ですよね。ということは、サラリーマンの真の顧客は、上司なのです。
例え、顧客の期待を満たして数字を上げていても、上司の意向に沿っていなければそれは顧客のニーズを満たせた、とは言えないのです。これが、実力があるのに評価されず出世もできない人の最大の特徴です。いますぐ、どこを向いて仕事をするのか、自分の行動を見直してみてください。
極端な話、ものすごく実務ができるけど上司にとって鼻についたり上司の思い通りにならない仕事をするくらいなら、大して実務ができなくても上司の弱みをサポートし上司に忠誠を尽くしていた方が評価される可能性は全然高いのです。
上司の満足を満たして評価に繋げる方法とは?
ビジネスの基本は、相手が欲しいものを考え、相手が望むタイミングで提供することです。
サラリーマンは、例えどんなに素晴らしいアイディアがあっても、ずば抜けた成果を出しても、あなたの上司が欲しいタイミングで欲しい形で提供できていなければ、評価はされません。
会社員で評価を勝ち取りたいのであれば、常に上司の立場に立って上司が評価する人物像を考え、どんな仕事の進め方をしたら評価されるのか、上司から逆算して仕事をする癖をつけてみてください。
<できない部下あるある>
へへっ、今月も売り上げが増えたぜ。上司の若い頃より自分の方が優秀みたいだし、年度末評価はSになるだろうな。連絡は電話もだるいし、資料作ってる時間なんかないし、短いメールでいいや。
あいつ、売上は確かにいいけど、どうも自分の力を過信して個人プレーが目立つんだよなあ。事務員さんも、わがままが目立って困ってるって言ってたし。そもそもいくらテレワークと言っても、全然話そうとしてこないしな。昇給は保留にしよう。
ここで、部下にはいくつか問題があります。
- 自分が優秀だと思っていることが上司にも伝わってしまっており、心象がよくない
- 上司と日頃の接点が少なすぎ。コミュニケーション努力不足
- 上司と繋がりの深い事務員さんを大切にしていない
これでは、上司から見たら、こいつはちょっとな。。。となってしまうのです。
<できる部下あるある>
よし、今月もプロジェクトはいい感じだな。上司はメールより電話の方が好きだし、こまめに話すのが好きな人だから、5分だけ話す時間をもらおう。上司が好きな、PPT1枚にまとめて報告するスタイルにしておこうっと。上司がいつも相談している先輩も同席してもらおうかな。上司は多分役員報告で忙しいだろうから、ちょっと愚痴も聞きつつ、社内の情報も聞いちゃおうかな
おお、部下くん、いつもこまめな連絡ありがとうね。進捗良くわかったよ。いろんな部門も巻き込んで進めてくれて、この調子で頼むね!そうそう、実はさ〜(世間話突入)
ありがとうございます。先輩と上司のおかげですよ。役員報告でそんなことまで突っ込まれてるんですか?!僕、データがあるので、もしよろしければ30分いただければ準備できますけど、どうしましょうか?
部下くん。。。いつも本当にありがとう。。。助かるよ涙
(よし!他の仕事は全部、一旦止め!!!上司様のために、いい資料を即作るぞ!!)
ここで、できる部下は、こんなことを工夫しています
- 上司が好むコミュニケーションスタイルを把握し、上司に合わせている
- 自ら、上司とこまめに話す努力をしている
- 上司が望んでいた以上の仕事の成果を持ってきている
- 上司の話し相手になり、人としての信頼を得ている
- 上司の仕事を最優先にしている
要するに、上司様に支える、忠犬になれということです。プロフェッショナルであるためには、自分の感情は横に置き、役になり切る必要があります。あなたが真のプロになったとき、きっと今までとは違う評価がもらえるはずです。
当てはまったら要注意?!実力があっても評価されない人の勘違いあるある
評価されない人の勘違いあるあるがこちらです。
部下が上司の世話をするなんて、おかしくない?
上司の方から部下のことをよく見るべきじゃない?
ゲッ、あいつ、また上司にゴマ擦ってるよ。嫌だなあ、正攻法じゃないよ。
筆者も、評価されない時はこう思っていましたが、これではプロとはいえないのです。あなたは、真の顧客である上司のために仕事をしなければなりません。上司の幸せ=自分の幸せ、となって初めて評価されるのです。
上司の方から見てもらうなんて思わず、上司の話に日頃からよく耳を傾けて話を引き出し、上司の好みを知って、誰にも負けないくらい上司にとって信頼できて役に立つやつだと思われるようになることが、サラリーマンの真の仕事なのです。
上司と合わなければ、転職を検討しよう
転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス評価をしてもらうとき、出世を狙う時は上司を攻略することが大事だと説明してきたのですが、上司と相性が悪い場合は、どんなにあなたが実務で成果を上げても評価を勝ち取ることは不可能です。
もしくは、上司が社内で政治力が弱い場合も非常に厳しくなります。
なぜなら、評価は相対評価ですから、他の優秀な上司が他の部下を社内でガンガンアピールすることであなたより仕事ができないポンコツが出世してしまうからです。
残酷ですが、上司とあまりに相性が悪い、もしくは極端に上司が社内政治力が弱い場合は、早急に転職の準備は開始した方が良いでしょう。
転職は準備にも時間がかかるため、このブログを読み終えたら、すぐに登録してチャンスを掴めるように動いてください!
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