
先輩、すごい仕事できるし優秀なのに、いまだに一般職なんだよなあ。どうして出世しないんだろう?

去年の売り上げ、自分が一番良かったのに、課長に選ばれたのは万年3位のやつだった。社内の評価、おかしくない?!

あの人、すごい評判悪くて仕事もできないのに、なぜか出世し続けてるんだよなあ。
サラリーマンなら、誰もがこのように思ったことはないでしょうか。
本日は、転職3回を全て正社員で経験しているグローバルバリキャリな筆者が、サラリーマンが優秀な人が出世できない理由について解説していこうと思います!

欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計11年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
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えええ!自分は誰よりも成績を出したのに、どうして評価されないんだ?!
かつての筆者がまさにこのパターンでした。
部署の先輩や後輩からも「Ashちゃん、今年こそ間違いなくリーダーに昇進だよ!」と言われていたのに、それでも出世には全く乗れなかったのです。
そこで周りを徹底的に観察した結果、優秀な人と出世していく人は、根本的に属性が異なることに気づきました。多くのサラリーマンはこのことに気がついていないまま、不満を居酒屋で垂れ流し、しょぼくれた中高年となって終了です。
いかに、キャリアの早い段階で
”優秀な人が出世するのではない”
”頑張った人”と”出世できる人は違う”ということに気づけるかが、人生の分かれ道なのです。
優秀だけど出世できない・評価されない理由とは

一般職の目線から見た優秀な人、というのは多くの場合が
・実務ができる
・色々知識を持っている
・実務経験が豊富
などである事が多いです。
しかし、”実務ができる優秀な人”は出世して役職に上がることは難しいです。
なぜなら出世して役職に就く人に求められるのは、細かな実務を全て熟知していることではなく、人を動かしてチームとして仕事で成果を出すことができ、上層部に忠誠を誓える人だからです。
極端に言ってしまえば、実務はポンコツだし知識も大してなくても、職種のカンコツを心得ていて、人を使うことに長けており、上層部へのプレゼンが上手な人が出世するのです。
この傾向は外資系企業では非常に顕著になります。
外資系企業では、偉業界からきた新しい人が上司になる、ということも珍しくありません。この人たちは新人ですから、その企業のことなんか知らないし、社内の人脈ありません。その会社の実務のこともほぼ、知りません。しかし、管理職で高給ポジションで入社してくるのです。なぜならば、ビジネスの本筋を理解していること・人を動かして成果を出している人が求められているからです。
もし、自分は誰よりも仕事ができるのにどうして昇進も出世もできないのか、、と悩んだら、実務遂行能力ばかりに注力するのではなく、人を使って成果を出し、上層部にアピール出来る人になるという出世できる人マインドを持つよう、姿勢を変えてみてください。
出世できる人1. 人を動かす事が出来る人
ここで質問ですが、あなたは、人に仕事を振れますか?

人に仕事を振るなんて、ずるくない?

自分に来た仕事って全部自分でやるべきじゃない?

周りに仕事を振るなんて、どうやったらいいのかわからない。。
こんな人が多いのではないでしょうか。
日本人は特に、自分に来た仕事を言われるがままに一人で抱えて全部自分でやってしまう人が非常に多いです。あなたが出世したいのであれば、これではダメです。
仕事に着手する前に仕事を棚卸しし、自分のキャリアアップになる仕事に比重を置き、他人に仕事を振って他人を育てチームを動かしながら、あなたは上層部にアピれる仕事をしていくというスキルが必要となるのです。
実は、出世を目指していなくても、人に仕事を振れるというのは自分の仕事のキャパを適切に管理し自分を守る技としても重要ですから少しづつ意識するようにしてみましょう。
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出世できる人2. 喋りが上手く、アピールが出来る人

私はこんなに頑張ってるのに、上司が全然見てくれてないのよね!

あの人対して仕事してないのにどうして出世したのかな?!
こう嘆く人は多いものです。
そして、実務ができる優秀な人は総じて口下手だったり、上司へアピールすることの重要性を理解していません。
理解しておきたいのは、部下が思っている以上に上司からは部下の姿って意外とよく見えないという現実です。最近ではプレイングマネージャーも多いですから、そもそもチームの複数人が日々何をどのくらいやっているかを毎日観察することなんてできません。加えて、踏み込み過ぎればマイクロマネジメントだと言われてパワハラだと言われかねません。
こんな状況でよく見えるのは自分から上司に対して接触してアピールしにきた部下なのです。
仕事は学校ではありませんから、あなたは自分で上司目線に立ち、自分がどう見られているのかを考え、報告係を務めたり、毎日上司と話したり、上司が好む仕事のやり方や考え方を日々研究してアピールしなくてはならないのです。
上司との評価面談の時にたった1時間いくらアピールしても、日毎からアピールしている人には絶対に勝てません。日頃から細かく頻繁にアピールすることを忘れないようにしてください。
出世できる人3. 人間関係を作れる人

先輩って、役員や他部署の部長とやたら仲良いんだよなあ。

あの人、部長へのゴマスリすごいわよね〜
こんなふうに思った頃はないでしょうか?お気づきの通り、出世する人のマスト要件は、人間関係を作れる人です。
簡単にいうと、上層部に対して忠誠を見せてゴマをすり、チームから反感を買わないように適度にマネジメントできる人です。
出世できないと嘆いている人の多くが、実務の結果だけ出していればいいと勘違いしていますが、このマインドセットを変えないと永遠に出世はできません。
中には上層部へのゴマスリだけが得意で、出世してしまう人もいるのですが、この場合は良くても課長くらいで止まります。なぜならチームから反感を勝っているので、チームから足をすくわれたり、チームから役員の耳に悪評が入って外されるケースが多いからです。
出世するには、ゴマスリをしながら、チームから反感を持たれない程度には上手く人間関係を作るコミュ力が必須ということですね。
悲報:上司がポンコツの場合は転職しかない

評価をしてもらうとき、出世を狙う時はチームを使いながら成果を出して上層部へアピールすることが大事だと説明してきました。
しかし、お気づきの通り、あなたを評価する評価者である上司と相性が悪い場合は、どんなにあなたが実務で成果を上げても評価を勝ち取ることは不可能です。
加えて、上司と相性が悪いということは、あなたはその会社とも相性が良いとは言えないでしょう。なぜなら上司はその上の上司によって選ばれ、さらにその上の上司は役員や社長に選ばれ、、というピラミッドですから、あなたの会社の偉い人が選んだ上司と相性が悪い=あなたは会社と相性が悪いのです。
もしくは、上司が社内で政治力が弱い場合も非常に厳しくなります。なぜなら、評価は相対評価ですから、他の優秀な上司が他の部下を社内でガンガンアピールすることであなたより仕事ができないポンコツが出世してしまうからです。評価のコマが、取られてしまうのです。
残酷ですが、上司とあまりに相性が悪い、もしくは極端に上司が社内政治力が弱い場合は、早急に転職の準備は開始した方が良いでしょう。
転職は転職は準備にも時間がかかるため、このブログを読み終えたら、すぐに登録してチャンスを掴めるように動いてください。明日やろうは、馬鹿野郎ですよ!!!

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