日本人にとって、イタリアってどういうイメージがあるのでしょうか?
北と南で国民性は大きく違う説もあるのですが、いろんなイタリアの出身の人と接してみて気付いたいわゆる国民性の話を雑談レベルでしてみます。
※一個人の体験談でありイタリアの方が全員こうである!というものではございません

★自己紹介★
アメリカで現地就職にてマネージャーのサラリーマン。
日本のFラン短大を卒業し日系中小企業に新卒入社。キャリアアップのため働きながら大学を卒業し、外資系企業日本法人に転職。日本からグローバルの企画職も経験。その後家族と共にアメリカに引っ越し、現地採用にて管理職転職を成功させる。座右の銘は、諦めなければ夢は叶う。
【外資系企業】イタリア人の国民性と性格とは【国際恋愛】

イタリアのイメージといったら、美食、素晴らしい芸術、情熱的で陽気で人懐こい人たち!でしょうか?日本人が書いているブログを見てもそんなポジティブなイメージが目立つなあと思います。
私は仕事でイタリアと取引があったことがあるのですが、仕事通してそんなイタリアのイメージがガラリと変わりました。
イタリア人の本当の気質をお話ししましょう。
誇り高きイタリア人

今やGDPでも先進国の中では低い位置にあるイタリアですがカトリックの本場ですし、歴史、アート、そして食文化などイタリアには多くの誇れるものがあることは事実です。
彼らは非常に自分の国を誇りに思っており、なんなら世界一だくらいに思っています。
私がこれを痛感したのは、仕事でイタリアからのゲストを受け入れた時でした。正直申し上げて受け入れる側としては非常に気分が悪かったのを覚えています。笑
私はゲストを迎えるために、会議室やレンタカーの確保、食事の手配、会議準備や進行などありったけの労力を注ぎ込んで入念に準備をしておりました。
その結果、会議は非常にうまく進行し、欧州の上司も満足気。
しかしながらイタリア人だけは、オフィスの見学に連れて行っても、仕事について説明しても、上から目線のマウントばっかり。
極め付けは探しまくって予約したレストランに連れて行った時のこと。
欧米人でも食べられそうな無難な食事屋に連れて行ったのですが、イタリア人だけは

あー、私ヴィーガンなの。え?お店対応できないの?イタリアなら当たり前なのに(ふん)

この食べ物はなんだ?気持ち悪くて食べられないよ
などなど、礼儀もへったくれもあったものではありませんでした。
ことあるごとにイタリアマウントを入れてきたので心がボキボキに疲労骨折しました。
そして、そんなにイタリアが素晴らしいならなんであんなに国は廃れたんだよと突っ込みたくなりましたね、、
ということで、まずは”誇り高きイタリア人”、これをキーワードに入れておきましょう。
ずる賢さとトークで勝負?!

これはどこの国でも起こると思うのですが、日本人と比べて特にヨーロッパ先進国の人たちは、いかに効率よく自分の手柄につながるところだけを持って行こうかと言うことを考えて仕事をしています。
何でもかんでも抱え込んで、頑張ってる私の背中を見て!って言う日本の根性論みたいなのは存在しません。
自分に利益がないものは華麗にスルーし誰かにやらせようとしてきます。
さらに、イタリアはどうも教育の時点でずる賢い事が優秀とされ、口頭のしゃべりがうまければ評価されると言うところがある様で自分の手は汚さず、あたかも自分がやったかの様に饒舌に喋ればOK!みたいなびっくり文化があります。
特にイタリアの女性は、幼少期から蝶よ花よとちやほやされて育ってきている人も多いです。よって、他人が作ったものをあたかも私の力でやりました!と饒舌に話してしまうことすらあります。
典型的な、TAKER(テイカー)タイプが極めて多いのです。
*テイカーについてはこちらの記事も参考にしてください
めちゃくちゃ、話す。話が、長い

イタリア人は総じてお喋りが好きと言われますが、そんな可愛いものではありません。
30分の会議なら90分は独占状態で喋りまくる、みたいなレベルで延々と得意げに喋り散らかすのが特徴です。
話す内容よりも、喋るボリュームが知性の現れ、みたいなところがあります。
ですから、メールが得意ではない人も多く、何かとつけて「電話しよう」「会議しよう」と言ってきます。
巻き込まれるこちらは時間が取られるのでたまったもんじゃないですが、付き合ってあげると信頼関係はできるかもしれません。
ちなみにドイツ人に聞いたら、「しゃべりが長いのは南ヨーロッパ特有だねえ、、」と呆れてましたねw
イタリア女は情熱的<女王様気質なヒステリック?!

イタリア語は喧嘩している様に聞こえると言われるほどジェスチャーや口調が激しいことで知られていますが、彼らは英語になってもあまり変わる事がなく、仕事では自分の主張を感情的にぶつけてくる傾向があると思います。
我慢するという感覚がない彼らですから、とにかく自分の主張を真っ直ぐにぶつけてこようとします。
特に仕事の場で活躍しているイタリア人女性はどこの国よりも主張が強いと感じました。
これは根強く残る男尊女卑が影響しているのかもしれません。(イタリア女性は社会に抵抗し地位を得るために戦っているらしい)
自己主張が激しいと言えばアメリカと思う日本人は多いかもしれませんが、実はアメリカは相手をリスペクトしてメンツを潰さない様に気を使いながら主張をする、というのが暗黙のマナーだったりします。
一方、イタリア人はド・ストレートに感情的に言ってくるので私は初めはたいそうに驚いたものです。
また、彼らはぎゃーーーっと主張し、ガンガン言い合うと、ケロっとしてリセットしています。
よく言えば後腐れがないのですが、アップダウンの激しさに巻き込まれる外国人的にはこれはたまったもんじゃありません。
イタリア人を相手にするときはギャンギャン吠えている小型犬だ、くらいに思って受け流すくらいでちょうど良いでしょう。
イタリアの国民性をまとめると
これらをまとめると、
特にビジネスにおけるイタリアの国民性と言うのは、
・プライドが高くて死ぬほど気が強く、
・良いところを持って行こうとする
・ずる賢くて口先だけは弁が立つというのが
私がイタリアの方に感じた印象です。笑
個人的には、観光で行くなら良い国だと思うのですが、仕事では関わりたくないな〜と思っています。
ということで転職先にもイタリアの会社は候補から外していますw
いかがでしたか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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