外国人の同僚と仕事をしていると文化の違いやコミュニケーションの行き違いで揉めることって結構ないでしょうか。
私はイタリア人女性の同僚とガチ喧嘩をしたことがあり、修羅場を経験したのですが、結果的に相手からは勝利を勝ち取りました。そんな自分の経験をお話ししてみたいと思います!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
気に入らない人はどんな手を使っても追い出すイタリア人女
筆者は唯一の日本人メンバーとしてグローバルプロジェクトチームにさんがしていたのですが、そのまとめ役をイタリア人女性が任されることになりました。
この、イタリア人女性が取りまとめになった経緯が、まずヤバいのです。
元々は日本人の上司がチームの取りまとめ役だったのですが、たった2ヶ月で失脚したのです。この原因は、イタリア人女がイギリス人上司と会社の人事にまで騒ぎ立てたからです。
日本人は仕事が遅いです!私をリーダーにしてくれなきゃ、私は仕事が続けられません!
そうなんですか?じゃあ、あなたの上司に相談しましょう
あら、そうなの?日本人の男はダメね。
じゃあ、あなたをリーダーにするから、頑張って!
日本人、あなた、首よ
ええええ?!
部下が下克上するとか、まじ?!!!
口が巧妙で勝気なイタリア人女性は、こうして気に入らない人を追い出してしまいました。。
人を蹴落としてでも自分が立場を取りに行くところを目の前にしてえげつない。。違和感を覚えながらも、私はこのプロジェクトに加わることとなったのでした。
南欧あるある?!差別意識が低く、差別をナチュラルにしてくる
基本的に現代は差別に対して非常に厳しいご時世です。特に、グローバル企業では非常に厳しく処罰されることすらあります。
しかしながら、特に南欧では性別の差別や人種差別がもはや文化として根付いてしまっていることもあり、アメリカやイギリスのようには差別に対して敏感でない人も多いのです。
そんな状況の中、先に紹介したイタリア人女リーダーは、ことあるごとにこんな嫌味を言ってきたのです。
これはヨーロッパでやるから、あなたは口出ししないで
へえ、あなたはそう思うんだ。
日本の文化って、ユニークねえ
基本的に、特に仕事の場でこのような発言は、アウトです。
なぜなら、人の考えについて年齢、性別、勤続年数、国籍、文化、肌の色、人種などに結びつけて言及することは差別だからです。
疑問があるのであれば純粋に事実に絞って確認し、具体的なリクエストを出すべきなのです。
筆者は苛立ちを持ちつつ、我慢してしまいました。
振り返ると、我慢せずその場でさっさと指摘すればよかったのですが。。。
人の手柄は自分のもの!私が一番、なイタリア人女
イタリア人女同僚は、どんどんとエスカレートしていき、次第にチームの成果=自分の実力、と勘違いし、上司への報告の際も主語がWe(私たちチーム)ではなく、I(私個人)になっていきました。
せめて、彼女が自分でやったことならまだしも、彼女は仕事で手は動かさないけど、チーム員にはあれこれと乱暴な指示を出して、結果だけを盗んでいく、まるで盗賊のような振る舞いをしてきたのです。
イタリア人は非常に話術が上手いため、イギリス人上司もまんまと騙されている状態でした。
正直言って、クソ野郎です。
それでも私はこのプロジェクトが終われば関わることはないだろうと思い、揉めたくなかったので、淡々と仕事をこなしていたのです。
振り返れば、その場で、クレームをつけるべきだったのですが。
外国人同僚の横柄な態度に遂にキレた私は反撃にでた
イタリア人女を泳がせていた筆者ですが、段々と、筆者は奴隷のような扱われ方をするようになりました。
そもそも全員でやるはずだった仕事が「私はわからないからお願い〜」と言って、筆者にだけやらされている。
筆者が成果物を渡すと、イタリア人女は「私がやりました」と言って、上司に報告する。
これが当たり前になってしまったのです。
挙げ句の果てには、上司でもないのに
あなたは私の期待値を満たせていない。あなたに振ったんだから、あなたは一人分やってよ。
まで言ってきたのです。
筆者はここで、遂にブチギレてしまいました。
イタリア女は忙しいのではなく全部私にやらせて自分はどうでもいい事だけやって筆者の成果を盗んでいくんですから。ここからは、修羅場に突入です。
え、何がそんなに忙しいの?何してるか教えてー?
そもそもチームでやるって話だったよね?
っていうかあなた、私の上司でもないよね?
は?!あんた、リーダーの私に歯向かうの?!
リーダの私が何をしてるかなんて、あなたは聞くべきじゃないわ。
それが日本の文化だっていうの?!
だめだこの女。。。
と思った私は、最終手段、上の力を使うことにしました。
外国人同僚の暴走と嘘を、上司に言いつけてみた結果
イタリア女の傍若無人な振る舞いが止まらず、ストレスが振り切った筆者。
そこで筆者は、イタリア人女が日頃ゴマを擦りまくっている上司に対して、他の援軍も入れて、イタリア人女がやっていることを報告したのです。
- 成果物は私が作り、チームもまとめている
- イタリア女が私の手柄をマネジメントに伝えない&上司と私のコミュニケーションを妨害する
- イタリア女に改善を訴えたがポジティブに取り合わない
- イタリア女が上司の指示を正しく理解していない&私にきちんと伝えないため成果物に修正が生じ、余計な時間がかかっている
- 状況を改善しないとプロジェクトが遅れ、役員キレる
- マネジメントの要望を正しく早く理解するため、私を直接マネジメント会議に出席させて欲しい
- イタリア女の人種差別行動や暴言は受け入れられない。早急に改善させて欲しい
こんなことを聞いた上司は大激怒です。
即、イタリア人女にお灸を据えてくれました。
イタリア人女はそれからころっと態度を変えて
元気〜?
私にできることある?
とか、言うようになったのです。笑
やはり困った時は、証拠を集め、本人と話した上で、早々に上司に相談する!が鉄則だなと思ったのでした。
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外国人同僚には、思ったことはその場で冷静に言おう!
筆者はイタリア人女同僚に対して、違和感を感じて1年ほど我慢してしまいました。
しかし、これは振り返ってみれば失敗だったな、、と思っています。
日本では我慢してもなんとかなるものです。
日本人は、ぶっ飛んだ無礼者はあまりいないですし、チームでお互いを見張り合う文化があり、暴走する人は少ないからです。
しかし、海外では違います。思ったことは、その場で即座にいう!が鉄則なのです。
なぜなら、彼らは特にローコンテクスト文化の場合は、言葉でその場で指摘しないと、現状で問題がないと判断するからです。
筆者は自分の経験からこのことを手痛く学び、それからはいかなることも、思ったらその時点ですぐ言葉で言うようにしました。外国人同僚からしても、すぐ言ってくる人に対しては「こいつは舐めてかかれないな」と思うのか、無茶振りをしてくる人と会うこともなくなりました。
筆者の経験が誰かの参考になれば、幸いです!
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