本ブログ記事内には、Googleによる広告表示、またアフィリエイトによる広告・PRが含まれます。

【前編】男女平等が欲しいなら外資系企業にいこう【男女平等】

雑談と時事ネタ

Metoo運動やSNSの盛り上がりに機を発して

日本でもいわゆるフェミニズムが

ここ数年で盛んになってきました。

 

しかしながら

日本はジェンダーギャップについて

世界で最下層を漂っているという

何とも残念、な状態が続いています。

 

”男女平等”というトピックは

様々な目線や立場で議論できるものでありますが

外資系企業で働いている女性の目線で考える、

労働における

男女平等ってなんだろうについて

私個人の思うところをお話ししてみたいと思います。

 

本日は全編ということで

女性側に対して目線を向けて

お話ししていきましょう。

 

後編はこちらです。

 【後編】日本は男性差別も是正すべき【男女平等】

 



【前編】男女平等が欲しいなら外資系企業にいこう【男女平等】

日本企業は中高年男性社会

私は超日系企業で働いていた時、

いわゆる一般職で入社したのですが

任された仕事は

総合職と全く、本当に全く同じでありました。

 

社内規定と照らし合わせても

明らかに違和感を感じていたので

何度も上司や役員に直談判をしたのですが

その時、役員はめんどくさそうに

女の子なんだからさ

そんなに頑張らなくていいじゃない」と

言ってきました。

いや、それなら

一般職に見合う仕事に変えてください、と言っても

いわゆる、事なかれ主義でそのまま放置されたのです。

 

一方で

同期で入社した男性は

年功がくればきちんと昇進していったものですから

これが法律と現実の乖離か、、、と

無力感に襲われたことを覚えています。

 

自分はどれだけ周りから信頼を得る仕事をしても

昇進はできない。

自らやりたい仕事に手をあげ続けて

声を出し続けなければ

チャンスをとりにいくこともできない。

方や、

男性であれば

本人がやる気がなくても

時期が来れば昇進するためのポストも仕事も

待っていても与えられるのです。

 

これが被害者妄想だと思われるか

実際に起きていることなのかは

立場によって大きく見解が

分かれるところかもしれません。

 

しかしながら実際に、

日本ではこう言った

中高年男性社会に女は面倒だから入れない、という

構造的な排除文化はまだまだ、

根強く残っているのではないでしょうか。

 

 

“男女平等”が欲しいなら欧米企業へ行こう

私は日系企業での経験が

強烈に悔しくて納得できなかったことが

モチベーションとなって

思い切って外資系企業、特に欧米企業へ転職をしました。

会社相手に一人で戦っても勝ち目がないことは

当時の私でも理解していましたし

周りの女性を見渡しても

一緒に立ち上がろうとする空気もなかった為

それならこの環境を変えるのではなくて

既に自分が求めている環境がある会社に移ろう、と思ったのです。

 

結果として、

私はこれまで3社の外資系企業日本法人で

勤務してきています。

日本法人で日本の顧客を相手に

オペレーション業務をしていたこともありますし

現在は日本法人の所属ではあるものの

本社部署に配属されており

グローバルの企画業務を

日本から遠隔で担当しています。

また、

上司については日本人の時もありましたし

今は欧州本社の外国人女性がレポートラインとなっています。

 

これらの企業ではいずれも

想像していた通り、むしろ想像していた以上に

基本的に男女差別はなく

年功序列でもありませんでした。

一人前仕事をきっちり完遂して

自己管理を徹底し

周囲の信頼を勝ち取って

上司と人間関係を構築できれば

日本企業のように女性だからといって

チャンスをもらえないとか

昇進から裏で外される、ということもありませんでした。

 

こう聞くと一見、

外資系企業って素晴らしい場所に見えるかもしれません。

 

しかしながら

本当の男女平等というのは

権利とともに

今まで自分が無意識に甘えていたことを受け入れ

自分の意識や行動を正す覚悟も同時に必要になります。

 

さて、一体どう言ったことなのでしょうか?

 

女に甘えていた自分

「あんた何なん?!」と怒鳴ってきた男性

仕事には自信があった私は

男女平等の場所に行けば評価される!と意気込んで

本国出資100%、社長も外国人の

バリバリ外資系企業に転職を成功させました。

 

しかしそこで待っていたのは

本当の意味での、男女平等。

 

当時の私は心のどこかで

“周りが助けてくれるよね”と

甘えた思考を持っていたと思うのですが

そんな態度はすぐに周りに見抜かれるものです。

 

ある時、私は

男性管理職に会議室に呼ばれ

「あなたさ、この会社で何やりたいわけ?

俺たち、君の大学生レベルのプレゼンに付き合わされるほど

暇じゃないんだよ!あんた、何なの?!」

と、怒鳴られたのです。

 

大男に小さい会議室で怒鳴られ

あまりの衝撃に

ポカーンとしてしまったのですが

言い返さないとさらに、怒られる。

会議室を出ても周りの同僚に

慰めてくれる人なんていませんでした。

 

指導方法の問題はさておきですが

この方は私が女性だからと言って

口調を優しく指導するなんてことはせず

一人のプロフェッショナルとして

周りの男性と同じく指導をしてきたのです。

 

日系企業にいた時の私は

自分で仕事を回せていたと思っていましたが

陰でフォローしてくれていた周りの男性も

きっとたくさんいたことでしょう。

それなのに私は

自分は仕事ができる、と盛大に勘違いをしていたのです。

 

外資系企業にきたら

誰もが一人のプロフェショナルとして

機能しなくてはなりません。

女性だから、という理由では甘えは許されないですし

これまで誰かが支えてくれたことを

やってくれる人はいないのです。

 

私は彼に目を覚まされたことで

自分が無意識のうちに

女ということに甘えていた事実に気づき

自分の純粋な実力値を冷静に振り返り

意識を根底から変えることになりました。

 

「女性は手加減されてることに気づくべきだ」と言った男性同僚

また別の企業でのエピソードになりますが

当時私の上司は

日系企業から移ってきたばかりの日本人女性でした。

 

この方はコミュニケーションが乱暴で

揉めなくて良いところで敵を作り

周りを憤慨させる天才でもあったのです。

 

このようなタイプがもし男性だったら

おそらく高確率で

若いうちから上司にフルボッコにされていたことでしょう。

 

しかしながら世の中はまだ、

女性に対して冷静に進言することができる

女性も男性も少数派ですから

そのまま野放しにされて

モンスターになってしまったタイプでした。

 

そんな女上司の悪態について

ついには顧客からクレームが入ってしまい

私は上司の代わりに

同僚男性と謝りに行く羽目になってしまいました。

 

そこでお客様に平謝りをした帰り道に

男性同僚が言ったことが

私は今でも心に残っています。

 

「さっきお客さんあんなもんだったけど

俺が一人だったら、もっと詰められてたよ

 

「Ashさんは分かってくれると思うから言うけどさ、

女ってやっぱり、手加減されてることはあんのよ

これを理解せず配慮もしないで

君の上司は主張だけする」

 

「俺は男女平等だとは思ってるけど

何でもかんでも平等にはやっぱりならないと思ってるし

それはお互いに歩み寄れば良いと思ってるんだけどさ」

 

私はこれを聞いて

”男女平等”と言って権利を主張するなら

これまで教授してきた

甘えの部分を手放す覚悟が必要だな、と思いました。

本当の意味での平等が欲しいなら、

自分の責任は自分でとり

特別扱いされることを手放して

何かを背負うことも覚悟しなくてはならないのかもしれません。

 

日本の女性は本当に男女平等を求めているのか?

日本のジャンダーギャップは

世界でも最下位クラスです!というニュースを見るたびに

私個人としては

そもそも日本の女性は果たして本当に

男女平等を求めているのだろうか?

 

みんながみんな働きに出て

税金を納めて

男女平等にガリガリ働くことを

日本の女性は本当に求めているのか?

疑問に思うのです。

 

就労において女性の立場を向上していくためには

社会の支えも必要ですが

女性自身の意識改革や、

これまでから考えを変える覚悟も大いに求められます

 

権利を手にするということは

責任も同時に手にすることになります

 

欲しいものだけ叫んで

都合の悪いところに目を向けない、というのでは

本当の意味での平等ではないでしょう。

 

この変化を受け入れてまで

男女平等に進みたい女性がどの程度いるのか?

というところが

今後日本で男女平等が進むかどうかの

分かれ道になるのかなあと

個人的には思っています。

 

まとめ

日本における男女平等について

女性に視点を当てながらお話ししてきました。

 

男女平等というのは大変に難しいトピックではあるのですが

最終的には

性別関係なく誰もが尊重される世の中になることを

願って、本日は終わりとさせていただきます!

 

後編はこちらです。

 【後編】日本は男性差別も是正すべき【男女平等】

コメント

本ブログ記事内には、Googleによる広告表示、またアフィリエイトによる広告・PRが含まれます。
タイトルとURLをコピーしました