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転職が怖いあなたへ【転職3回経験者が語る】

外資系企業

サラリーマンとして働いている人で

現職に対して不満がゼロ、という人は

極めて少ないですよね。

 

しかしながら転職というと

今の会社より状況が悪くなるのではと恐れて

一歩踏み出せない人の方が圧倒的に多いのが日本社会です。

    

そこで本日は

転職3回、

合併も含めると現在通算5社目で勤務している私が

転職をしないとどうなるかについて

私自身の経験や

みてきた実例も踏まえながら

考えてみたいと思います。



【転職3回経験者が語る】転職しないリスクとは

なんとなく勤続した人の危険度

どれだけ活躍しても年功序列で給料は上がらないし

昇給は出来レースだし

めんどくさい同僚に困っていたり

上司はポンコツだったり

自由がなくて休みも取りにくいなど

不満は探せばいくらでも出てくるのが

サラリーマンという物です。

 

しかし、

日本ではなんだかんだで転職は

まだまだ一般的ではありませんし

働きながら他の会社を探して面接して、、と

大きな労力を使うくらいなら

なんとなく不満を抱え、くすぶりながらも

とりあえず現状維持して毎日をやり過ごす、

という人もまた、多いのではないでしょうか。

 

しかしながら私の経験としては

1社でなんとなく勤続してしまうと

気づいた時には

転職したくても出来ず

大嫌いな上司に我慢して

左遷や単身赴任、首切りに怯えながら

会社にしがみつくしかない負のループに陥ってしまうため

人生の危険度が爆上がりすると思うのです。

さて、どういうことか見ていきましょう。

サラリーマンの現状維持は不可能である

今も昔もリストラは止まらない

それなりに不満はあるけど、

なんとなく今の日々が続くうちは

今のまま残って様子を見てもいいかな、、

と思っている方は

ちょっとこの事実を見てみてください。

上場企業の早期・希望退職の募集(判明分)は、2019年に入り増加に転じ、1-11月で延べ36社、1万1,351人に達した。統計開始以来、企業数が過去最低を記録した2018年から一転し、2019年は前年に比べ企業数で3倍、人数は約4倍に増加した。企業数では2014年、2015年の32社を上回った。また、人数が1万人を超えたのは2013年以来、6年ぶりとなる。

東京商工リサーチより https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20191224_01.html

コロナの前、2019年は

日系企業については内部留保が史上最高額に登るほど

潤沢な資金を溜め込む余裕がありました。

 

しかしながらそんな状態でも

上場企業の早期退職優遇制度、

いわゆる一定年齢以上の首切りというのは

2018年度から人数が4倍に増えていました。

経営が好調で手切金を払えるうちに

給与が高い45歳以上を切ってしまおう

というのが静かなトレンドになっていたのです。

 

日系企業は雇用を守るとはいえ、

バブル崩壊後の90年代は”リストラ”という言葉が

一般的に知れ渡るほどに

人員整理というものが実施されましたし

その後リーマンショックや

2020年度はコロナの影響を受け

高水準で首切りが行われています。

  

つまり、

上場しているような巨大企業で働いていても

現状維持は実質不可能であることを

頭に入れておかなければならないのが現実なのです。

 

 

退職金は減る一方である

日本のサラリーマンは、

退職時の数千万円という退職金を目指して

1社で長く働く、という側面もあります。

そんな方からすると

「あんまり転職していると老後どうすんの?」と

心配に思うかもしれません。

しかしながら実は

サラリーマンの退職金というのは

賃金の減少も手伝って

ピーク時より平均で1,000万ほど落ちているのです。

それならば、

若い頃から投資信託に突っ込んでお金を育てながら

転職しながらスキルをつけて

いつでもどこでも働ける市場価値の高い人を目指した方が

堅実といえないでしょうか?

 

自分の市場価値を考えたことはありますか

サラリーマンの価値は20年で減価償却?

サラリーマンは毎月給与を渡されて

極論、頑張ろうと怠けていようと

評価も大差ありませんから

なんとなく

今のままで生活は続くだろうと思ってしまいがちです。

 

この罠にハマって

なんとなく言われたことをやりこなし

その会社の組織に適合することだけを優先順位において

目的意識を持たず過ごしてしまうと

きつい言い方をすれば

あなたの市場価値は

時間が経つほどに経年劣化していき

40歳になる頃には減価償却が終わって資産価値なし!!!

という状態に陥ります。

 

これがどういうことかと言いますと、

あなたの価値はその会社にいる時が最高

外に出るときはランクを落とす必要が出てきてしまう

もしくは

買い手がつかない状態になる

ということなのです。

よく考えると、めちゃくちゃ怖くないですか?

 

日本のサラリーマンが陥る罠を知ろう

日本人は良い教育を受けて社会に出て

平均レベルは他国と比べても高いと思うのですが

そんな優秀な方々の市場価値が

まるで減価償却されてしまうかの如く下がり続けるのは

国がそういう社会構造にしているから

という背景を知っておく必要があるでしょう。

これについてはこちらで詳しく書きましたので

ご参考ください。

 社会保障を理解せず日本を語ってはいけない

 消費税より社会保険料の方を騒ぐべき理由

20代30代をなんとなく過ごすと、どうなるか

もはやどこにも行けない40代以上が続出

会社に不満はあるけど

住宅ローンもあるし

子供もいるし

専門性もスキルもないし

目立った管理職経験もないし

語学力もないし

どこにも行けなくなって、くすぶりながら

時限爆弾のように会社に留まる中高年

皆さんの周りにも多くいるのではないでしょうか。

 

実際のところ、

日系企業に勤める大多数のサラリーマンは

こう言った二進も三進も行かない状況

おちいっているのが現状なのです。

  

年齢を重ねた転職初心者を雇うリスク

勤続年数が弱さになる時

もちろん人によるのですが

年齢を重ねた転職初心者を雇うことは

雇う側からすると実はリスクがあります。

 

例えば

・実は言うほど仕事ができない

 (会社の看板があっただけ)

・世間知らずで視野が狭い

元々の会社名を連呼

(〇〇ではこうだった)

・前社と比べて現職企業をディス

(〇〇ではあり得なかった、など)

プライドが高すぎる

周りから素直に学ぶことをしない

などなど、珍しくないのです。

 

人は環境の生き物ですから

長い時間を過ごせば環境は

その人の価値観になり、人格にも影響してくるものです。

 

実はこの現象を避けるために

外資系企業の方、

特に転職が活発なアメリカでは

チャレンジが足りないと思ったら

実際に転職しなくても面接を受けたり

転職して緊張感を保つように する、

と言う人までいます。

 

それくらい

自分の心地よいゾーンにとどまって

井戸の中の蛙になると言うのは

実は大変に高リスクな行動なのです。

 

年齢を重ねてからの短期転職はシンドイ

新卒から20年近く日系企業に勤続した方が

いわゆる出世レースに負けて

一念発起して外資系企業に

たまに迷い込んでくるのですが

この場合は本人も周りも

悲惨なパターンを辿ることが多いのです。

 

一定年齢を過ぎた人材の場合でも

海外経験があれば

運よく外資系企業に潜り込むこともあるのですが

先述の人間性やスキル不足に加えて

外資系企業のお作法を理解しておらず

組織を乱すため

周りから反感を喰らってボコボコにされて

2年弱ほどの短期間で追い出される

ということもあるのです。

40歳を過ぎて短期間で

転職を繰り返すと言うのは

精神的にも体力的にもシンドイものです。

  

ちなみに、外資系企業に行って追い出されたくない方は

この辺の記事をご参考ください。

 外資系企業の人間関係

 外資系企業の人間関係はドライという大嘘

まとめ

転職せず時を重ねた場合のリスクについて

お話してきました。

 

転職というのは確かに

大きな労力が必要ですし

熟考した方が良いことに間違いはありません。

 

しかしながら

転職したことがあるというのは

実はそれだけでも自分の中で強みになるものです。

すでに新しい環境にチャレンジした経験があるから

困ってもまた乗り越えられる、という自信になるのです。

 

ということで、

転職=リスク、

転職=怖い、と思っているのであれば

転職しないリスクについても

ぜひ熟考していただき

満足いくサラリーマンライフを送って欲しいなと思います!

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

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