筆者は外資系企業を3社経験していますが、日系企業→外資系企業に管理職で転職しきた方が外資系企業に馴染むことができず40歳も過ぎて短期転職を繰り返す負のループにハマるという地獄のようなパターンを結構、見てきております。
日系企業では活躍されていた方ばかりなのですなぜそのようなことになるのでしょうか?
外資系企業に長年勤務している現役社員の筆者が解説してきます!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
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自分の意見がなくてバカ扱い?!
外資系企業転職は基本的に経験があることを前提に雇われているのですから、最低限あなたがどのような考えでいるのかを前提として持っておき、決定する前に妥当性を検証したり、上司と足並みを合わせるという意味で情報共有したり相談をするようにしましょう。
外資系企業の管理職というのは常に明確で理論的なあなた自身の意見を求められます。
日本企業出身の方が言いがちな「とりあえず情報共有させていただいて、話してみんなで決めたいです」という言い方。
これは外資ではタブーです。
なぜならあなたの職責なのに他人に転換して職務放棄しているようなものだからです。
部下を育てることが出来ない
日系企業では、人事などの方針に基づき采配された部下に対して年功序列、学歴などであらかじめ定められているレールに沿って周囲と協力し、出世させるための口実を作るために仕事を与えたり転勤させたりして、昇進させます。
しかし、外資系企業では会社からは昇進のレールというものが敷かれません。
外資系企業において管理職は、いかに自分の部下が有能かをプレゼンし昇進させるために戦います。
部下が有能というのは、管理職である自分が有能だと証明することになるからです。外資系企業の上司は心が優しいから部下を自慢するのではありません。
そんな外資系企業において部下を「あいつはまだまだだ」なんて言ってしまったら「管理職である私は無能です!」と言っていることになるのです。
部下を育てて昇格させる覚悟がない方は、外資系企業に転職するのはやめた方がいいかもしれません。
社内外で人脈を作ることが出来ない
外資系企業に管理職で入社したあなたは人脈がないと仕事ができませんから、部下と上司のためにも人脈を作る努力が必須となるのです。
しかしここで日系企業→外資系企業に転職した方が多々戸惑うのが、以下の点です。
- 外資系企業では飲み会がない
- 外資系企業ではタバコを吸わない人が多い(喫煙所がそもそもない)
- 外資系企業では付き合いの残業をしない
- 中途がメインの外資系企業では同期がいない
つまり、日系企業で通用していた人脈づくりの手法が外資系企業では全く役に立たない、という窮地に立たされるのです。
外資系企業での人脈は基本的に定時間内の仕事のパフォーマンスで築かれます。
この人、仕事できるし仲良くしておくと良いことありそうだな
こう思わせて初めて相手はあなたとランチに行ってくれたり、いろいろ会社のことを教えてくれるでしょう。
日系企業にいた時に人脈は同期やゴルフ頼みだったような方は、外資系転職は避けた方がいいかもしれませんね。
フィジカルの強さが不足している
業界にもよるのですが、どの業界でも外資系企業で管理職をやる人は365日24時間働く精神力と体力を持っています。
外資系企業の管理職には、だらしなくお腹が出ていたり健康診断で引っ掛かる人は少数派です。
トライアスロンやフルマラソンなど激しいスポーツで鍛えている人も多くいます。
逆に言えば、メンタル力と体力に自信がないのであれば外資系企業で管理職になることは避けるべきでしょう。
外資系転職を成功させる手順はこれだ
自分は人脈作るの得意だし、部下の面倒見るの好きだし、体力あるし、外資で一発当てたい!!
こんなあなたは、以下の手順で無料ツールを使いながら外資系企業転職を検討してみましょう。
転職活動はいつでもどこでも気軽に無料でできますから、自分の市場価値を知るためにも一度転職サイトに登録するのはおすすめですよ!
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