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外資系企業日本法人で働く意外なメリット

外資系企業

 

「外資系企業で働くことのメリットって何ですか?」

と、聞かれた事があります・

 

給料?

実力主義?

かっこいい?

 

さて、そんな眉唾な意見は置いておいて

外資系企業3社で働いてきた私が経験した

メリットについてお話ししましょう。

 



外資系企業日本法人で働く意外なメリット

「リーマンショック後はどの業界も

昔ほど高給ではなくなったし

ずっと転職していくことになるし

住宅ローンとかも通りにくいし

めんどくさい人多いし

そんな中で

外資系企業日本法人で働くことの

メリットってなんですか?

と聞かれたことがあります。

 

言われてみれば、

確かにそうかもしれません。

サラリーマンである以上、

実力主義といっても結局は

 外資系企業は実力主義か

社内政治の世界だったり

サラリーマンである以上は

凡人であることには変わりありません。

 外資系と言っても所詮サラリーマンは凡人である

 

しかしながらそれでも

考えてみると

外資系企業で働いている人が口を揃えていう

外資系企業で働くメリットがあるので

まとめていきましょう。

 

転勤がない

日系企業との合弁の場合は注意が必要ですが

本国出資100%のような日本法人の場合は

基本的には転勤はありません。

 

本国では転勤があったとしても

日本法人において拠点から拠点に移動するのは

基本的にないか、もしくは自分から希望した人だけになります。

 

ものすっごく稀に、

超優秀な方が本社や他国にトレーニングやプロジェクトのために

2年くらい呼び寄せられることはあるのですが

これも本人の同意なしには進めることはないので

日系企業と比べると働きやすいと思います。

 

私自身は独身の時に数回、

自分から希望して日系企業で転勤を経験しておりまして

大きなキャリアになったので一概に悪だとは思っていないのですが

ご家庭の事情などで動きたくない方が

本人の意思に関係なく会社に命じられ

尚且つ慣例なだけで明確なキャリアアップもなければ

困ってしまいますよね。

 

「そろそろ転勤になりそうだったので

子供もかわいそうだし妻の仕事もあるので

転勤がない企業を探したら外資系企業にたどり着きました

と言って、優秀な若い方が外資系企業にくることは結構あるのです。

 

せっかく育てた優秀な人材が

転勤を嫌がって外資系企業に取られてしまうなんて

日系企業やばくね?とは思ったものです。

 

裏技:住宅ローンは日系企業にいるうちに組んでおけ

ちなみにこれは裏技で

私の周りの外資属あるあるなのですが

外資系企業だとGoogleくらいにならなければ

住宅ローンの審査が難しくなったりします。

なぜなら、

勤続期間が短い人が多かったり

日本から撤退する可能性もありますから

信用が不足しているのです。

  

そのため

日系大企業にいるうちに住宅購入して

転勤になる前に

外資系企業日本法人に転職する、という作戦をとる人もいます。

 

日系企業でしっかり社会人の基礎を身につけ

人生の大きな買い物も済ませたら

自分のスキルを伸ばせる環境で

より一層のキャリアアップを目指すのは

賢い選択だと思います。

 



勤務が柔軟

出退勤

最近では日系企業でも

フレックス勤務を導入しているところは多いと思いますが

”フレックス勤務なのに周りと合わせないといけない”とか

あまり柔軟に使えていない、という企業はあるのではないでしょうか。

 

私が日系企業で働いていたときは

フレックス勤務を入れていなかったので

1秒でも遅れたら遅刻扱いでした。

また、始業の30分前に会社についていたので

毎月10時間くらい、

サービス業務をしていたことになります。

 

これに比べると

外資系企業では基本的に

オフィスワーカーはフレックス勤務です。

上司と事前に握っていて、仕事がきちんとできていれば、

何時に来ようと何時に帰ろうと周りは文句を言いません。

 

また、特に残業についてはマイナス評価になりますから

フレキシブルに働きたい人や

残業嫌いな方には、もってこいな環境なのです。

*管理職は除く

 

在宅勤務

日系企業が

”在宅勤務はさぼり”

”管理が難しい”と言う一方で

外資系企業は

場所に捉われずきっちり一人前分、働いてもらう

ために在宅勤務制度を行っています。

 

外資系企業日本法人では

東日本大震災が起こったときに

日本にいた外国人の偉い人が

原発事故におののき

即行国に帰ったという伝説があるのですが

欧米人がビビると動きが早いのか

ここから一気にパソコンがノートパソコンに切り替えられて

在宅勤務環境が進んだ企業が多かったように思います。

 

これにより外資系企業ではコロナ以前から

台風や大雪の時はパソコンを持ち帰って

自宅から仕事をする人も多かったと思います。

 

日系企業が

通勤労災のリスクを押してでも

駅での大行列、満員電車で出勤させていたことに比べると

自分の身を守ることができる、というのは

年に何回もないかもしれませんが

人権的に重要なことではないでしょうか。

 

なお、会社によっては

自分は元気だけどお子さんや家族の介護のために

自宅勤務を望む社員に在宅勤務を認める企業もあります。

日系企業だと

出勤している同僚に振られて不平不満が噴出しそうですが

外資系企業ではあくまで

自分の仕事は自分でする、が大前提ですので

ここでもしっかり仕事をしてもらうための方法として

在宅勤務が取り入れられていることが

お分かりいただけるかもしれません。

 



 

休暇取得

外資系企業、

特に欧州系企業は日系企業と比べると

実は休みがとりやすい傾向があります。

私は日系企業で働いていたときは

有休は毎年持ち越して

40日MAX持って、はみ出した分は毎年捨てていました。

休みをとらず長時間働くことが尊い、

というような文化だったのです。

それが当たり前だったので

そういうものだと思って特に気に留めていませんでした。

 

 

そんな脳味噌のまま外資系企業にきたところ

周りの同僚は要領よく仕事をやりくりして

日頃から有休をきちんと消化していたのですから

大変驚いたものです。

外資系企業で有休が取りやすいことの要因は主に

・個人主義

・無駄な仕事をしない(効率が良い)

・休みを取れる人は自己管理ができる人だと言う文化

だと思っています。

 

休暇を重視するなら欧州系がお勧め

アメリカや中国については

実は日本人が想像する以上に

めっちゃくちゃ働くし祝日も少なく

有休も取らなかったりするのですが

ヨーロッパの人は

仕事のために生きるのではない

休暇こそが人生

と、思っている節があります。

 

このため本国の同僚は

数週間の休暇を年に数回取ったりもします

欧州は日本よりは少ないものの

祝日もありますから

併せるとなかなかな休暇日数であります。

 

本国がこの文化ですから

日本法人の人事に対しても

社員にしっかり休暇を取らせろみたいな

暗黙のプレッシャーがある企業もあり

会社によっては

年の初めに全社員に対して

どこのタイミングで

1週間の休暇を取るかを申請させる、

と言った会社もありました。

これを利用して

ハイシーズンとずらして安価で長く海外旅行に行ったり

お子さんの夏休みに合わせて一緒に過ごしたりする人もいました。

 

私は日系企業にいた時は 

有休を取るなんて怠けている、

みんな頑張ってるのにずるい、みたいな

後ろめたさを感じていたものですが

外資系企業にきてから気づいたのは

実は有休を取るためには

自分の仕事を自分で効率化

日頃から改善していく必要があるため

有休取得は業務効率化にも繋がっている

と言うことです。

 

業務をただ取り掛かるのではなく、

始める前に会社の利益になることを選別して業務として行い

明確な理由や利益が見ないなら最適化する。

これを教えてくれたヨーロピアンの考え方は

大いに学びになるものでした。

 



個人主義

合う人と合わない人が

きっちり別れるのが

外資系企業の仕事の進め方です。

 

外資系企業では日系企業と比べると

一人ひとりの仕事の線引きが明確です。

 

日系企業が何事も団体で総意をとりながら進めることに比べると

外資系企業では

個々を個人事業主のように考えて

上司がクライアント、部下が請負先、のような構図になります。

 

結果については総意で決めるけれど

ゴールが決まったあとは

それぞれが自分の分は自分できっちりこなす、という構図です。

 

日系企業のように

みんなで仲良く和気あいあいと

仕事を進めたい人にはハッキリ言って全然合わないと思います。

 

どんな事情があっても

基本的には自分の仕事は自分でするものですから

周りの助けはあてにできません。

 

また、課題があれば上司が声をかけてくれるのを待つのではなく

自分から理論的に説明して上司を動かす必要もあります。

 

日系企業と比べると非常に冷たく、

自己中の塊のように感じるかもしれません。

これが合わなくて短期間で辞める人というのは

過去に何人も見てきました。

 

しかしながら

自己管理ができて

困ったら自分から理論的に上司に説明して説得できる人

自分の仕事が他人に引っ張られにくいというのは

大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

 

今日は用事があるから帰ろうと思っていたのに

仕事が遅い同僚に捕まって

結局帰れなかった、ということは

よっぽどのことがなければ

外資系企業では起こりにくいと思います。

 

助け合いは基本、ない

私が以前働いていた外資系企業で起きた話なのですが、

私は残業10H

同僚は80Hということがありました。

 

日系企業であればこう言った場合は

私が自分から手伝ってあげたり

私にも仕事が回されたり

残業時間が多い同僚の方が「頑張っている」と、

周りから評価されていたかもしれません。

 

しかしながら外資系企業では

同僚は上司と人事に呼び出されて厳重注意を受け

他部署の同僚からも

「あの人残業の割に仕事できてないよね?

Ash、仕事のやり方教えてやれよw」と

私に向かって茶々が入る始末でありました。

塩っぱい世界です。

まとめ

外資系企業日本法人で働く

意外なメリットについてお話ししてきました。

自分の特性や

就労環境に求めることがもし合致するのであれば

次回の転職候補として検討の余地があるかもしれませんね。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました!

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