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外資系企業ではWHYが合言葉?

仕事術

私は現在、日系企業を買収した外資系企業日本法人で

日系企業に外資系企業のやり方を教えたり

日系企業の仕事について社内コンサルする様な

何ともめんどくせえ仕事をしているのですが笑

ゴリゴリな日系企業での就労経験もあるため

日系企業と外資系企業の比較をすることができます。

日々、新しい気づきがあって、面白いなあと思っているのですが

その中でも日系企業と外資系企業では

仕事に取り組む時に決定的な違いがあります。

それは、

外資系企業では日常的に誰もが

”ナゼそう考えるのか”

”ナゼこの仕事をする必要があるのか”

と、ナゼを考えて相手に伝えることが当たり前であると言うことです。

逆に、これが出来ないと仕事ができない人認定されてしまいます。

 

日系企業でも、

例えばトヨタ自動車の原因分析方法である”なぜを5回繰り返す”とか

”魚の骨図”は世界的に有名ではあるのですが

これは何らかの課題解決をイベントとして行うときは使われても

日常的に日系企業で用いられる考え方ではないなと思います。

 

さて、それではナゼ、

外資系企業では日常的に理由を考えて伝えることが当たり前なのでしょうか?

私の経験からお話しします。



外資系企業で受けた、Whyの洗礼

私は日系企業7年勤務した後にゴリゴリの外資系企業へと転職したのですが

同僚や上司から口酸っぱく「それはなぜですか?」と

連呼されると言う経験をしました。

あまりに何で何で聞いてくるので

心の中では

「あんたらは何で何で言う2歳児か💢」と思っていたものです。笑

振り返れば当時の私の話は要点がわかりづらく、

かつ明確な理由の理論も成立しないまま話していましたから

突っ込まれて当たり前でした。

私がそれまで働いたいた日系企業では

外資系企業と比べると

・今までやっていたから

・念のため

など、漠然とした理由で周りも仕事をしてくれたのですが

外資系企業では上司が部下に無茶振りをしない限りは

こう言った理由が不明確な仕事の振り方では、相手にしてもらえません。

理由もなしに相手に話に行っても、門前払いが関の山でしょう。

また、日系企業で働く外国人であれば

日本の文化も多少なりとも理解しているので手加減してくれることもありますが

外資系企業で働いている外国人の場合はさらに突っ込んで

納得いくまでナゼナゼと聞いてきます

慣れないうちは、日本人的には責められている様な気がして

ちょっとストレスもかかるのですが

彼らは理解するために聞いてくるので

ここは丁寧に答える必要があることを覚えておきましょう。

 



 

外資系企業で働く人は常に”なぜ”を考える 

外資系企業で働く人は日系企業と比べると誰もが日常的に

「なぜこの仕事をするのか?」

ということを取り掛かる前に常に考えています。

これがなぜかと言うと

外資系企業ではプロセスよりも結果が重視されるため

常に下記を念頭において仕事をすることになるからです。

・最短時間でアウトプットを出す

・無駄な仕事はしない

・完成した後の非効率なやり直しを避ける

・他社と自分の責任の所在を明らかにしておく

また、

外資系企業では基本的には新卒一括採用や

横並びの研修というものがないことがほとんどでして、

特に日本法人ともなると会社により部署により

中途がほとんどのこともあります。

これに加えて

日本人同士だけでなく他国にいる同僚とのコミュニケーションも発生しますから

年齢、性別、出身などなどが

多様な人が集まる環境では物事についての理由の説明がなければ

正しい意思疎通ができないのです。

常識が一人一人違うのですから

”何で私がこう考えたのか”の説明が必須になると言うことです。

例えて言うなら、

日系企業であれば

「にんじんとじゃがいもと玉ねぎ買ってきて。」で人は動きます。

でも外資系企業なら

「それは今晩の夕食に使うんですか?何を作ろうとしてますか?」

「カレーだったらカレー粉の在庫が切れてるんで合わせて買ってきますよ。

でも個人的にはヘルシーな肉じゃがにしたいんですけどどうですか?」

「今日はある食材で済ませて、ネットスーパーで頼みませんか?

時間短縮できますし」

みたいな会話が入ってくるイメージです。

あまり理由の説明が好きではない場合は

黙ってスーパー行って買ってこいよと言いたくなりそうですが

日系企業以外の場合は、

人はただ言っただけでは動かない

肝に銘じておく必要があるでしょう。

逆にあなたが外資系企業で働いたり外国の方とコミュニケーションを取る場面では

臆さず、納得いくまで「何でですか?」と聞いてOKです。

 



外資系企業と日系企業の業務対する取り組み方の違い

外資系企業では、

明確な理由があり周りが納得に足るものであれば

何か新しいことを始めたり既存の方法を変えることは比較的容易です。

これに対し日系企業では

新しいことを始めるときは石橋を叩いて叩いて叩き割るくらい検討して

検討することに長時間かけて結局やらなかったとか

「今までどおりでいいよ」と仕事の変化を嫌う傾向があります。

会議で10時間もかけたのに結果やらなかった!みたいなことは

大企業になるほどあるかもしれませんね。

まとめると、

新しく始めること&変えることについては

外資系企業の得意分野と言えるでしょう。

 

業務を辞めることについてはどうでしょうか?

外資系企業では

新しく始めたことや変えた事が狙った効果が出ていないと判断すれば

直ぐに辞めてしまいます。

こう言った”続けている理由がないのに何となくやる仕事”を

ダラダラやっていると、

思考する事をしなかったために会社に損害を与えたとみなされて

評価も下がってしまいます。

これに対して日系企業は

今までやっていた仕事やビジネスを止めることについては

非常に苦手な印象を受けます。

小さなことで言えば、

みんなが無駄だとわかっている会議、

大きなことで言えば長年続いている不採算事業など

これまでやってきたことを辞めることについて判断が遅れがちなのです。

日系企業は不採算事業の撤退が下手だとは言われたりもしています。

まとめると

外資系企業は不採算業務を辞めるのが得意、ということになります。

 

さて、

こうすると外資系企業の方が優れているのか!と思うかもしれません。

しかしながら

日系企業には外資系企業には真似できない強みもちゃんとあるんです。

それは、良くも悪くも言われたことを120%の品質で継続して続ける力なのです。

日系企業の抜群の品質力はこれに起因するものだと私は考えておりまして、

例えば日本の車といえば特にトヨタはもう別格のブランドですし

他にも日本製品等のはいまだに高い品質力が世界中で信頼されています。

外資系企業では人の流動があったりする中で

ナゼその作業をやらなければいけないかを

伝承して継続することが疎かになるという弱点があるため

ここでは日系企業に勝算がある、というのが私の見解なのです。

 

つまり、

外資系企業はスタートと変化、辞めるのが得意。

日系企業は一度始めたら高いレベルできっちり継続するのが得意。

と、言えるかもしれません。

 

 

いかがでしたか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 



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