筆者は初めて転職してから丸10年経つのですが、複数回の転職を通して人生がどう変わったか、振り返ってみようと思います。
外資転職 10年間の筆者の歴史
10年間で、日系中小→転職三回、合計4社を経験
筆者は10年間で転職3回、新卒から合計で4社を経験しています。
簡単に転職履歴をまとめると、こんな感じ。
2005年 20歳 短大を出て日系中小企業に就職
2011年 26歳 転職#0 米系EC企業(オファーを断る)
2012年 27歳 転職#1 ドイツ系外資系企業
2013年 28歳 転職#2 ドイツ系外資系企業
2018年 33歳 転職#3 欧州系外資系企業 今に至る
元々、1回目の転職先で長く働きたいなあとぼんやり思っていたので、ぶっちゃけこんなに転職すると思いませんでした。
どうして1回目の転職で速また転職しているかというと、こちらの記事をご参考ください。
ああ、怖かった。
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筆者が転職する前のスペックとは?
Fラン短大を出て、事務職になって三年で結婚してやめると思っていた筆者。
しかし気づけば、一般職なのに技術職と同じ仕事をさせられながら、事務職なのに数回転勤も経て、最終的には山奥の研究所にたどり着いていました。
事務OLになると聞いていたのに作業着を着て技術職と肩を並べて工場勤務、しかし給与だけは事務職と同じく低年収で馬車馬のように働かされていました。
仕事自体はやりがいもあったものの、現場のおじさんに八つ当たりされたり怒鳴られるのが、本当に、嫌で嫌で。
いやー、今考えても、地獄のような日々でした。
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Fラン短大卒の筆者が転職できる会社なんて見つからなかったため、そこから英語を身につけたり、学歴ロンダリングをするために通信で大学を卒業したり、若かりし日の筆者はクソガッツで転職を叶えたわけですが、この下りは過去記事をご参考ください。
【通信大学】学歴コンプレックスを克服する方法【卒業生が語る】
【女性のキャリア】英語✖️転職で女性でも年収500万円以上を叶える具体的な方法
残業50H/月→残業ゼロでも年収UP
転職する動機は人それぞれですが、筆者の大きな目的は、年収アップでした。
外資系企業なら年収高いんじゃねえかという気楽な気持ちで、ラッキーパンチで1回目の転職を叶えた筆者の目の前に出されたオファーレターには、150%UPの金額が提示されていました。1社目にとどまっていたらこの年収になるには20年はかかっていたことでしょう。
さらに給料は年俸制で、残業代は30Hまで、なし。
勤怠についても、「満員電車がバカらしいから」というドイツ人社長の計らいで社員たちはAM9:30過ぎくらいにゆるゆる出社し、夕方はPM5:00くらいにはちらほら退社し始め、PM7:00にもなると全員退社しているような世界が広がったのです。
そこでは「残業=無能の証」とまで言い切る人も多く、残業する人は誰もいませんでした。
もちろん筆者もこれに合わせる形で、残業はゼロになりました。
もし、1社目の日系中小企業にいたら、今でも毎日夜中まで働いて、残業時間で給料を狙うというラットレースをしていたことでしょう。
残業がなくなるというのは、本当に人生が豊かになるものです。空いた時間を自己啓発のオンライン英会話や、簿記の勉強などに充てることもできますし、若い方であれば自由を横臥してたくさん遊び、その中から一生物の友達や、人生の伴侶を見つけることだって、できるでしょう。
残業というのは、人生の足枷です。転職したことで残業が無くなったことについては、本当に良い選択をした、と思っています。
フルフレックス&在宅勤務&有休100%消化
外資系企業日本法人は、在宅勤務は当たり前で、さらにコアタイムがないフルフレックスを導入しており、有給も100%取れる企業も多いものです。
日系中小企業で働いていたときは、毎朝1秒も遅刻しないように朝9時までには出社していて、有給を取るときは頭を下げまくり、フレックスタイムもないので用事がある時は半休を取るしかありませんでした。
しかし、外資系企業に転職してからはその日の業務や予定に合わせて自分で始業時間も終業時間も決めています。また、一旦夕方に抜けて家事をやって夜になって海外との電話会議に入るなど、非常に柔軟な働き方をすることもできています。
特に在宅勤務については、日系企業ではまだまだ出勤してなんぼの世界は変わっていないのではないでしょうか。
筆者は先日、1社目で一緒に働いていた元同僚に話を聞いたところ、彼らは10年経った今でも、コロナ禍でも変わらずに毎日通勤をしているそうです。
この話を聞いて、自分の身の安全を確保でき、休みたい時に休んで、精神面でのストレスフリーも叶う勤務生活が手にできたことは、転職して本当によかったと思っています。
キャリアビルディングで引く手数多の自分になれた
転職できずにキャリアが頭打ちになる方の理由の多くは、日本語しかできない&事務職であることです。
筆者も1社目ではゴリゴリの日系中小企業で事務職の括りに入れられていたため、仕事内容は技術職と同じでも、履歴書を書くと文系に見えてしまうような職歴でした。加えて、日本国内の仕事しかない企業でしたから、当たり前ですが日本語しか使っていませんでした。
筆者の周りの同僚の誰もがそのことについて何の疑問も持っていなかったのですが、筆者はその頃から人生長いのに日本人と日本語だけで日本の仕事しかできなかったら、私は人生確実に詰むと思い、外資系企業に飛び込む形で転職をしたのです。
外資系企業に転職した10年前の筆者は、TOEICは700点、英語のプレゼンは丸暗記しないとできないし、リスニングはできるけど、英文も書けないし会話なんて単語しか出ない状態でした。
しかし強い危機感と、おっかない同僚に囲まれながら、死に物狂いで仕事を通して英語を磨いた結果、振り返れば海外出張で欧州やアジア飛び回るまでになり、日本だけでなく海外との仕事でキャリアを積むことができたのです。
専門性に加えて海外で一人で仕事ができるだけの語学スキルを磨いたことで、結果的にいつでも他社から転職のお誘いが来るようになりました。
筆者が1社目に働いていた企業の同期の女性は、日本語の世界だけで事務職でとどまっていたため、見事に転職もできないけど社内の風当たりもだんだんと冷たくなってきたそうです。ついには、報われない人生に心が折れて、専業主婦になってしまいました。
人生の選択はそれぞれですが、筆者は転職することでいつでもどこでも働けるという自信がついたことは本当に良かったと思います。
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転職で変わるのは、仕事や給料だけではありません。
転職は人脈がガラッと変わるものです。古いお付き合いを大切にしながらも、新しい出会いが常にあり、人脈が広がる、という事です。
筆者は転職した先の会社の先輩繋がりで社外に友達が増えて、残業も無くなったけど給料は増えたことを良い事に、毎日のようにチャラく遊びまくっていました。
そこで、なんとなく遊びに行ったホームパーティーで出会ったのが今の夫です。
筆者と夫には共通の学生時代の友人はいないし、転職して先輩と出会わなければ、100%夫と出会うことはありませんでした。
また、転職してなりたい自分になったところでご縁があったため、自分に合った人と出会えたことも良かったなと思います。
10年経って感じる、転職のデメリットは?
筆者は転職した事を後悔したことは基本的にありません。
途中つまづいたこともあったけれど、10年間を通して振り返れば、全ての経験が自分の人生のかけがえのないものとなっているからです。
筆者の経験から言えるとしたら、自分がやり切ったと思えるまで悔いなく働き、目的意識を持った転職をすれば、後悔することはあまりないのではないかな、というのが経験からの感想です。
しかし、転職をしていく場合は退職金については注意が必要です。
日系企業で1社で長く働いている場合は、自分で貯金をしていなくても会社が貯めておいてくれますので大きな心配は基本は不要です。
一方で、特に外資系企業を数年で渡り歩く場合は、勤続年数に比例して増えていく退職金はないものとして自分で積み立てて老後資金を準備せねばならないのです。
これは一見デメリットに見えますが、筆者は逆にメリットだと思っています。
なぜなら、
さっさと転職して年収を上げる→現役中から投資信託で資産運用すれば、企業に現金を預けておくより資産は増える&インフレ対策にもなるからです。
日系企業は現役中の給与を安く抑えて、最後に大きな退職金として渡すというのが一般的ですが、これではまるで人質のような働き方ですよね、、
一方で、外資系企業に転職すれば現役中から毎月きちんとお金を受け取ることができます。このお金を自分で運用すれば、人によっては資産運用で育てた資産が億単位のお金になり、40-50代でFIRE達成する人だっているのです。
やはりこう考えると転職は非常に有効なライフハックと言えるでしょう。
転職サイトに登録&無料相談で、人生変える一歩を踏みだそう
転職が一般的になってきた昨今ですが、
転職って、私にもできるの?
転職初心者で何からしたら良いか、わからないっす!
自分に市場価値なんて、あるのかな?
と思ったら一番手っ取り早いのが、
転職サイトDodaに登録することです。転職サイトはどんどん進化しており、
- 転職書類の登録(無料フォーマットあり!)
- 転職エージェント担当者からのスカウト
- 企業人事から直接スカウト
- 転職成功者の記事
などなど、情報がてんこ盛りです。
転職を今すぐする気がなくても、まずは登録してチャンスを伺うことも非常に大切です。
人生を変えるきっかけはいつ来るかわかりませんから、いつでも掴めるように、準備しておきましょう!
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