TOEICはいまや飛ぶ鳥を落とす勢いで
人気資格の一つとなっているようですが
私も英語を社会人になってから勉強し始めたときは
TOEICをひたすら5年間続けました。
そこで、
ど素人が独学でTOEICを5年間続けたスコア遍歴と
勉強法について実録で晒していきたいと思います!
※TOEICのスコアを上げるテクニックではなく、
英語の勉強についての記事となります。
【独学】TOEIC丸5年でスコアはこうなった【伸びない人必見】
結論:TOEIC455からTOEIC855へ、400点UP
結論をまとめました。
以下が、私のTOEICのスコア遍歴と
その時々の勉強のまとめです。
最後に受けてからもう6年近く経ってしまいましたが
最終スコアはTOIC855でした。
初めて受験した時はTOEIC455でしたから
独学ですが400点のスコアアップということになります。
TOEIC開始時の、筆者の英語スペック
ここで筆者の英語のスペックを前提としてまとめますと、
・中高は公立の学校で成績は4/5, 8/10くらいでそこそこ
・学生時代、英語を話した経験ゼロ
・社会人で英語学習を始めたときは超絶日系企業勤め
・留学は一度も経験なし
・駅前留学などの対面の英会話体験ゼロ
・TOEIC学校や、TOEICに特化した学校の使用経験ゼロ
このような状態から独学で5年間TOEICに取り組みましたので
これから勉強を始める方、
伸び悩んでいる方には参考になるかもしれません。
TOEICのスコアと勉強法
私のスコア遍歴を見ても分かるのですが、
スコアと勉強法(英語の使用環境)には
明確な相関があることに気づくと思います。
それでは、私の体験を振り返りながら
なぜTOEICのスコアが伸びたのか
勉強法を分析していきましょう。
〜TOEIC600:読み書きのみ
私が社会人になってから
英語を勉強してみようと思い立ったとき、
最も手っ取り早く手軽だったのが、TOEICでした。
今はオンライン英会話も
おびただしい数ありますが
当時はまだメジャーではなく
存在自体知らなかったのです。
そこでまずは、
本屋に売っているTOEICの本を買って
毎日趣味感覚でコツコツ1時間くらい
勉強を続けておりました。
当時はYouTubeもさほど普及しておらず
Huluなどもまだまだ、という時代でしたから
英語を聞きたかったら本屋でテキストを買って
CDを聞く、という時代でした。
この時点での英語力は、
・会話は不可能
・リスニングは超簡単なものなら何となくわかる
というレベルでした。
ちなみに書籍はアルクがおすすめです。
日本の英語教育を侮るな
私は中学と高校の時に
英語は自分なりにしっかり取り組んでいたため
最低限の文法の素地ができていました。
そのため、社会人になってから
学び直しを始めた時も
全くわからない、という状態ではありませんでした。
日本の英語教育は基本的に否定的な意見が多いのですが、
私は自身の経験からも、そうは思いません。
英語は文法の基礎が非常に重要で、
かつ単語については暗記になってきますから
日本の英語教育を馬鹿にせず
きっちりやっておくことは非常に重要だと思います。
〜TOEIC700:英語を話し始める
私はTOEICのスコアが500点代から700点代に
ジャンプアップしたのですが
明確に変わったのは、
英語を話し始めたことでした。
英語を勉強していると公言したら
日本在住の外国人の友人ができて
毎週末のように遊んだり
オンライン英会話を見つけて
毎日最低1時間、欠かさず話すようになったのです。
ちなみにこの時の英語レベルですが、
・簡単な会話のリスニングはできる
・カタコトの単語を何しろ連発(Yes, No, I want goみたいなレベル)
・ビジネス英語の本を丸暗記始める
こんな感じだったと思います。
話すことで英語の脳回路が作られる
英語を話さず、
読み書きリスニングだけしていたときは
TOEICのスコアも足踏みしましたが
TOEICのスコアが跳ね上がった時
体感したのは、
自分の口で英語を発し
自分の耳で聞くことで初めて
脳内に英語の回路が開発されていく、
ということです。
よく、英語は話さないと伸びないと言われる理由は
ここにあります。
自分で話して初めて、
脳内に変化が起こるのです。
英語の発音や文法、
単語も文も出てこなくて恥ずかしい。。。
など、
初学者のうちはそんなことはどうでもいいのです。
何しろ初学者は、どんどん話す!!!!
ということが、
リーディング、リスニングを伸ばすことにも
一番の近道になります。
〜TOEIC800点:仕事で英語を”使い”始める
TOEIC700点を超えた後に
外資系企業に転職し
そこでいよいよ
英語を日常的に仕事で使うようになりました。
とは言っても、
いわゆる英語ネイティブの国である
アメリカやイギリス系の企業ではなく
ドイツ系企業だったため
相手も皆、ノンネイティブの方ばかり。
そんな中でまずは、
英語でのメールのコミュニケーションが
始まりました。
日常的に英語を使うようになると
英語が使えないと、仕事になりませんので
英語の文を死に物狂いで暗記して
毎日勉強していたと思います。
英語は緊張感を持って、伸ばす
外資系企業に転職したあと、
当時はまだ会話も怪しかったのに
一人で本国に2週間の出張に命じられました。
このときは不安すぎて
成田空港でシクシク泣いたのですが
現地ではドイツ人がみっちり付き添って
丁寧に話をして付き合ってくれました。
ここでたった2週間でしたが
ものすごく英語が伸びたことを自分でも実感しました。
なぜなら、
・仕事という重圧
・一人(頼れる人がいない)
・英語がないと移動すらできない
という、
極度の緊張状態で英語を使用したからです。
英語は緊張感がないと、
正直伸び悩みます。
楽しく使っているレベルで
困ったら日本人や友達に助けてもらえる状況では
脳内回路が作られないのです。
ということで、
英語が伸び悩んでいる方はぜひ、
嫌でも緊張感が高い環境で英語を使うようにしてみてください。
〜TOEIC855点:仕事で英語を話す、書く、聞く
この時、また違う外資系企業に転職していたのですが
仕事の内容がさらに変わり
英語を日常的に
電話や会議、同僚との会話で自分で話す、
という場が増えていました。
仕事の内容が
大変シビアでスピードも早かったため
メールでは遅く、
その場で電話をかけて
相手と交渉して条件を勝ち取ったり
厳しい要求をガツガツ伝える必要があったので
英語には全く自信がなかったものの
外資系企業では先輩も助けてくれませんし
失敗すれば上司から激怒されますから
とにかく自分で話すしかなかったのです。
この緊張状態で毎日英語を使用していたことと
外資系企業で働く周りの同僚の英語が上手だったので
同僚の英語をノートにメモして真似して使うことで
最終的にTOEIC855という結果になりました。
TOEICを卒業した理由
私が最後にTOEICを受験したのは
気づけばもう6年も前なのですが
私がTOEICを卒業したのには理由があります。
一つは、
日本での転職では一定の目安となるスコアを超えたこと。
二つ目は、
転職の際は仕事の実績や
英語面接で私の最新の英語力を
判断して貰えばいいと思ったからです。
特に日系企業では
TOEICスコアを求めるのに
英語面接がない、なんてこともあるようですが
外資系企業では
概ね確実に、英語面接がありますから
TOEICのスコアが高くても
話ができないと意味がありません。
書面上の足切りスコアが
英文事務なら700,管理職や企画で800くらいだとすれば
もう十分だと思ったので
受験を卒業しました。
最後に受験した時より
今は公私ともに、
はるかに英語を使っていますので
久しぶりに受験したらどうなるのかなあ、
という興味もありますが
お金ももったいないので別にいいかあ、という感じです。
現在の筆者の英語スペック
TOEICを卒業し6年経った
現在の私の英語のスペックはこんな感じです。
・海外のニュース番組を英語で聞いて理解できる
・全員外国人のチームで英語でプロジェクトをリードできる
・英語圏では通訳不要
・ネイティブのオンライン英会話講師に
私の英語力を聞くと
「全く普通に喋れるのになんで英会話やってんのw?」と
言われる
・英語で喧嘩できる
・訛りやアクセントが強い地方の人とは苦戦する
こんな感じです。
今でも英語に自信はありませんが
学び直しを始めてから10年も経ち
投げ出さなければ留学なしでも
このレベルは目指せる、という
証明にはなったのではないでしょうか。
まとめ:素人で独学でも出来る!
英語ど素人が
5年間TOEICにチャレンジした経過を
まとめてきました。
TOEIC専門の学校や
高額な英会話学校などもありますが
個人的には楽しみながら、
時には緊張感を持って
コツコツ継続することが
何より大切だと思います。
今伸び悩んでいる方も
決して諦めないで
楽しんで頑張ってください!!!
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