外資系企業と日系企業って、出世する人の特徴の違いはあるの?
え?!あいつ、口先ばっか上手いだけで実務もできないトラブルメーカーなのに、出世してしまった!!!なんで?!
日系企業から外資系企業に転職してきた方が驚くのが、外資系企業で出世したり評価される人が日系企業とは大きく異なる点です。
筆者は外資系企業で11年目の勤務を迎えていますが、筆者の経験を通して、実際に外資系企業ではどんな人が出世するのか、解説します!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日系大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
意志あるものにまずは任せてみよう、が外資流
このチームのリードは、是非この私にやらせてください。任せていただければ確実に、プロジェクトの成果を出しますから!!!
おお、良いね。確かに君はよく報告してくれるし頼りになるから、任せてみよう。よし、君が次のマネージャーだ!!
もちろん会社にもよるのですが、外資系企業ではこんなノリが少なくありません。
外資系企業、特に上司が欧米人の場合は、まずは意志がありそれなりに実績がある部下が自分から手を上げてきたら、まずは任せてみようと言うことが珍しくありません。
日系企業では社内昇進試験があったり、新卒で入社後10年は経たないとリーダーに抜擢されなかったりしますが、外資系企業では仕事の実績がある程度あれば、本人のやる気があり本人が手を挙げれば昇進は出来てしまう可能性がある、と言うことです。
これは転職の際も同じです。
日本人が200%できると言う自信がないと手を上げないとしたら、特に欧米や中国の場合は、5割できると思ったら
私はこの仕事については十分な知見があります。もし不足していれば、ガンガン、勉強してキャッチアップしていきます。ぜひ私に挑戦させてください。私は、できます!!!
こんな感じで自信満々に手を上げてチャンスを取りに行きます。
まずは嘘にならない範囲で最大限に経歴や実績を上層部にアピールして、ポジションを取りに行く。ポジションに着いたらそこから死に物狂いで自分を磨いていく、と言うのが当たり前なのです。
自分を周囲にアピールすることが上手な人が外資で生き残る
外資系企業では、コツコツ実務をしていれば良いのではなく、アピールが最優先・その次に実績、くらいで良いと覚えておいてください。
えー、仕事の成果をアピールするなんて、気がひけるよ
こう思ったあなたは、要注意です。
筆者が実際に経験したことなのですが、筆者がコツコツと積み上げた仕事の成果をヨーロピアンの同僚に奪われたことがあります。
ヨーロピアンの同僚は、筆者から聞き齧った話をあたかも自分で勉強したかのように周囲に雄弁に話したり、プレゼンや他部門との会議の際は進んでスピーカーを申し出たりして、あたかも自分自身が有能であるかのように上司や周囲にひたすらアピールしていたのです。
気づいた時には時すでに遅し。筆者はヨーロピアン同僚こき使われたのに評価もされず、何にもしないで口先で生きていた同僚がマネージャーに上がっていました。
このように、日本では自分を誇らしくアピールするなんて後ろ指を刺されるものですが、特に欧米や中国などでは虚偽でなければ自分を周囲にアピールすることは、当たり前です。日本人の感覚だと最早嘘つきだろと思うほどのアピールをすることだって、海外では当たり前なんです。
外資系企業では自分をアピールすることが非常に上手な人で溢れています。逆に言えば、あなたも自分を自分からガンガンとアピールしないと、出世は簡単に奪われてしまうのです。
自分の身を守るためにもヤバいやつを出世させない、と言うのは大事なのですが、そのためには自分が周囲にアピールしまくって周囲からの評判を勝ち取りにいかねばなりません。
実力不足の場合、出世から失脚する外資マネージャー
とにかく自分から声を上げてチャンスをとりに行って突き進むのが、外資系企業流であるとお話ししてきました。
立場が人を作ると言う言葉がありますが、外資系企業では自分が本当に出来るかどうかはさておき、まずはポジションを勝ち取ってから考えよう!と言う人が大多数です。
しかし、お察しの通り、口ばっかり達者で仕事ができない奴がそこそこ出世してしまう、と言うことが多くの外資系企業では実際に起こります。
口先のプレゼンだけがうまくて、外国人上司とも仲が良いだけで、小さい外資系企業日本法人の社長になっちゃった、みたいな人も事実いるのです。
一方で、もし本当に口ばっかり野郎が良いところまで出世してしまっても、大きな心配には及びません。このパターンだと結局は出世は長続きしないからです。必死でビジネスを勉強し、チームからの信頼も手厚い真の実力者でない限りは、いずれ立場を失脚していきます。
<実力不足で出世から失脚するマネージャーの特徴>
- 部下が次々に辞めてしまう
- 方々から悪評が入り、上司によって失脚させられる
- チームが協力してくれなくなり仕事の成果が出なくなる
などなどです。
筆者の経験的には、外資系企業でポンコツマネージャーが君臨していられるのは、大体半年から長くても3年、5年くらいでしょう。
もしあなたが今の会社を好きなのであれば、上司に対する周りの評判の様子を見つつ、上司が失脚するまで様子を見て待ってみる、と言うのも良いでしょう。
もし、あなたにとってはポンコツでも会社での上司の評判が良い場合は、残念ですが次の会社に活躍の場を見出して転職することが、あなたにとっては最善となります。ポンコツなマネージャーが上司の場合、あなたの出世を邪魔してきたり、仕事のチャンスを奪ってきたり、ロクでもないことしかしてこないことが多いものです。あなたの貴重な時間をポンコツに消費されてはいけません。
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いかがでしたか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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