本ブログ記事内には、Googleによる広告表示、またアフィリエイトによる広告・PRが含まれます。

【外資系企業】グローバルなビジネスパーソンに必須の”異文化理解力”とは?

仕事術
外資で営業Aさん
外資で営業Aさん

外資系企業に入ったんですけど、チームが全員国籍が違って、文化が違うのか会議がまとまらなくて困ってるんです、、

ブログ主Ash
ブログ主Ash

はいはーい、ブログ主のAshです!

私は外資系企業で10年間勤務していて多国籍のプロジェクトにも何度も経験して来ましたが国によってビジネスのコミュニケーション文化が異なるんですよ。知らないと詰むので、ご紹介しますね。

本記事はこんな人におすすめです。

・外資系企業で外国人と仕事をしている人

他国間で進める、グローバルビジネスに従事している人

外国人と仕事がうまくいかなくて悩んでいる

※本記事は、参考書籍や筆者自身の経験をもとに解説しており、すべての人を決めつけるものではございませんのでご注意ください。

■関連記事■

 【実録】日系企業から外資系企業に管理職転職して失敗する具体的な理由

 【外資系企業】日系企業から転職した日本人が改めるべき勘違いTOP3【転職】

 



実録:イギリス✖️イタリア✖️ドイツ✖️日本のチームで大混乱?!

筆者は

  • イギリス人
  • イタリア人
  • ドイツ人
  • 日本人

というチーム構成で

プロジェクトを進めたことがあるのですが

ここでお互いが異文化を理解していないことで

カオスに陥りました。

<strong>イギリス人</strong>上司 マーク
イギリス人上司 マーク

さ、会議は決定する場だからね!

この場でどんどん決めよう!

この案で決めちゃおう!

さて、次は何だい?

<strong>ドイツ人</strong> サラ
ドイツ人 サラ

マーク、私はこの案には賛成できないわ。

このデータとこのデータは整合性が取れてないし

プロセスのロジックが不明確

日本人課長と愉快な仲間たち<br>
日本人課長と愉快な仲間たち

い、いやマークさん、

その件は他部署にも聞かないと。。

僕らでは決められないので

持ち帰って検討したいです!

<strong>イタリア人</strong> アッティリオ
イタリア人 アッティリオ

遅刻してすみまセーン!

えーと、

その資料の色はどう言う意味ですか?

イタリアではこんな色は使わないですよ。

このデータのこの文字はどんな意味ですか?

この資料の担当部署はどこですか?

どうでしょうか。もう全く、噛み合っていないのが分かりますよね?

 

この時の各自の気持ちといえば。。。

<strong>イギリス人</strong>上司マーク
イギリス人上司マーク

『ドイツ人は相変わらず

フィードバックが直球だなあ、、』

『日本人はやたらと会議に人が来るけど

決められないなら来んなよ!』

『イタリア人は話長すぎてマジで草

<strong>ドイツ人</strong> サラ
ドイツ人 サラ

『こんないい加減なロジックでは

仕事はうまくいかないわ。

上司が決めるなら決定には従うけど、

決まるまでは意見は

ストレートに言わないとね』

日本人課長と愉快な仲間たち
日本人課長と愉快な仲間たち

『外国人は一部で勝手に決めちゃうなんて

乱暴だなあ。理論的に分析できてないし、

やっぱり日本が一番だ!』

イタリア人 アッティリオ
イタリア人 アッティリオ

『こんなビジュアルが汚い資料、

会議の前に見る気がしないよ!

君たち美的センスなさすぎ!

さて、エスプレッソ飲むか!』

さて、なぜこんなにも話が噛み合わないのでしょうか?

ここには各国の文化の違いが隠れているのです。

 



アメリカ&イギリス:決定が早いが、よく変わる

決定が早い

アメリカとイギリスは

会議は決定をする場であることが多いです。

ここでは参加者は

フラットに意見を交わすので民主主義的なのですが

上層部が意思決定したら下層部は有無を言わさず

忠実に従い遂行します。

 

しかしこの決定。

翌日には

上司様
上司様

やっぱ気が変わったから、変えるわ

と、鶴の一声が出てひっくり返ることも、珍しくありません。

走りながら考えるのがアメリカとイギリス流、と言えるでしょう。

 

筆者はイギリス人上司の下働いていますが

何しろ決定も変更も超早いです。

気づいたら、思い立ったら吉日なのです。

これを知らない日本人は

日本人
日本人

また変更かよー、全くアメリカ人は適当だなあ

と勘違いしているのですが、これは能力の違いではなく、文化の違いです。

 



ドイツ:ロジックが大事。直球に言うことが礼儀

日本と似ているが、より緻密を好む

アメリカとイギリスが

大体のプロセスとロジックでも

ガンガン決定して走らせようとする一方で

ドイツは何しろロジックを重要視する国です。

 

アウトプットが良さそうでも

ロジックが通っていないと

ドイツ人はOKとは言ってくれません。

そして、ドイツ人は実質剛健と言われるように

真顔でズバズバと意見を言ってきます。

意見はストレートにはっきり言うことが

良いとされているので

これに悪気もないし

怒っているわけでもないのですが

日本人から見ると

日本人
日本人

うわー、ドイツの人って性格きつい、、協調性ないの?傷ついたわあ

と思ってしまいがちなのですが、

これは人格や能力の差ではありません。文化の違いなのです。

 



日本人:海外からは理解不能な独自文化を持つ

日本流は日本でしか通用しない

日本の仕事の進め方は全体合意&ボトムアップである

と言うことが大きな特徴です。

 

他国では組織はピラミッド型で

上層部から目標やら決定が落ちてきて

下層が従っていくのですが

日本に限っては

目標や決定を上層と下層が一緒に話して

全体合意を経て決まったりします。

また、稟議書に見られるように

一つ一つ下から上に向かって

承認を回していきます。

 

このため、日本人は

他の国の人が一人で出る会議に

5人10人と大挙して参加するのに

発言するのは1人の課長だけで、

なおかつその場で決められないという

ミラクルが起こります。

日本では”持ち帰って検討します”でも許されますが

これに対し他国の方は

大勢で会議に出てきたのに何で発言しないんだ?

意思決定の責任者は誰なんだ?

と、場合によってはかなりの不快感を伴うことすら珍しくありません。



 

イタリア:会議は分析とおしゃべりの場。資料は美しく。

プライドが高い

イタリアのコミュニケーションの基本は、

何しろ口頭での会話が超重要である、と言うことです。

 

イタリア人とコミュニケーションをする際は、

メールなどの文面ではなく

まずは1時間なり2時間なり会議を設定して

ぺちゃくちゃと延々と話しながら

会議の場で議題の理解と分析を延々と行う必要があります。

 

南欧は話が長い、と言うのは

ヨーロッパの中では暗黙の了解なのですが

イタリア人の話の長さには

北ヨーロッパの人でもうんざりするほどで

日本人からすると慣れるまでは窒息しかけるほどです。

また、この時

資料の色使いが汚いとか

写真が多いような場合

イタリア人は汚いものでも見たかのように

大変不快に感じたり

詳細な点まで重箱の隅をつつく勢い

これはどう言う意味だ」と

永遠と聞いてきます。

 

しかしこんなマイペースなイタリアですが

古代ローマ軍が覇権を誇った名残か知りませんが

組織は強烈なピラミッドになっており、

絶対服従が求められます。

会社の組織も軍隊的で

決定は上層部が少数で行い

決まった決定事項について下層が意見することは

基本的には許されません。

イタリア人は一見フレンドリーで人懐こいため

油断してしまうのですが

いかなる時でも、決定権を持った上位職には

絶対に歯向かわないようにしましょう。

 

イタリア人は、たとえどんなに

ポンコツな上司がアホなことを命令してきても

一度上層部が言ったことは

部下は200%しっかりやり遂げようとします。

つまりイタリア人を部下に持ったら

自分が発する言葉には充分に気をつけないと

え!俺が適当に言ったアイディアまでだったのに、そんなに真剣に取り組んじゃってたの?!

と、相手の時間を無駄にしてしまうことになりかねません。

 



異文化は知らないと気づけない!おすすめの書籍はこれだ

国によって異なる、仕事の進め方。

異文化は、事前のインプット知識がないと

相手の能力や人間性の問題だと思ってしまうこともあります。

これゆえ、勘違いした日本人

海外って大したことなくない?日本人の方が優秀だよw

なんて言ってしまうわけですね。

これではせっかくグローバルな環境で働いているのに、もったいない。

異文化は、事前にざっと理解しておく必要があるのです。

そんなときにお勧めしたいのが

こちらの本です。

 

著者はMBAの超名門であるINSEADの客員教授ですが、世界各国のビジネスにおけるコミュニケーションの違いを具体例を伴って詳細に解説してくれています。

外資系企業で働いている人、外国人と仕事をしているビジネスパーソンは、絶対に読んだ方が良い1冊になります。

英語がどれだけ流暢でも、異文化理解力が低いと真の意味でビジネスでは成功できません。ぜひ手にとってみてくださいね!

■この記事を読んだ方にはこちらもおすすめ■

【海外の反応】日本人が海外で嫌われている理由を検証しました【対策あり】

【外資系企業】日系企業から転職した日本人が改めるべき勘違いTOP3【転職】

【おすすめオンライン英会話】日本人の英語がビジネスで通じない理由【Bizmatesレビュー】

コメント

本ブログ記事内には、Googleによる広告表示、またアフィリエイトによる広告・PRが含まれます。
タイトルとURLをコピーしました