私は25歳から27歳にかけて
4年生の大学に3年次編入して
働きながら学位を取得したのですが
卒業した経験から、通信制の大学は非常にお勧めできるので
実体験をまとめていきたいと思います。
「私は高卒、短大卒だから良い仕事なんかつけない、、」と
人生を諦めかけているあなたには朗報かもしれませんので
ぜひ読んでいってください!
【通信大学】学歴コンプレックスを克服する方法【卒業生が語る】
なぜ大学に行ったのか
私は就職氷河期最終形くらいの年代なのですが
世の中があまりに不景気で
先行きがわからない状況だったこともあり
高校生の頃から、なるべく早く、
就職しようと決めていました。
4年生大学に行きたい気持ちもありましたし
先生にも、もったいないと言われたのですが
数百万の学費を親にお願いして
4年間を費やすほどの価値を
その時は考えられなかったため
2年生の一般的な短大に進み、就職しました。
短大を出て働き出すと
このままでは稼げないし
出世もできないから転職したい!!と
思うようになったのですが
なんと学歴で弾かれてしまい
まともな会社には応募すらできなかったのです。
絶望を感じながらも
短大のキャリアカウンセラーに会いに行って相談したら
「通信で大学に行くっていうのも
いいんじゃない?」
「卒業すれば、学位は普通科と同じだよ」
と、教えてくれたのです。
そこで調べたところ、
学びたかった選考もあり
首都圏に住んでいたので通いやすいこともあって
迷わず入学を決めました。
もし合わなければ途中で辞めて仕舞えば良いし
マイナスにはなりません。
そこで願書を取り寄せて入学をしたのでした。
アドバイスをくれた教員には
今でも超絶、感謝しております!!
通信と普通科の違い
門戸が広いが、卒業は数%のところも
通信制の大学の入試ですが、
大学にもよりますが私は小論文をちょびっっと書いて
短大の卒業証明と成績を提出してお金を払っただけでした。
高校3年生が死に物狂いで予備校に通って勉強しているのを見ると
なんとも、申し訳ない気持ちになる程です。
しかしながらこれには訳があり、
通信の大学は卒業するまでが非常にハードルが高いのです。
なぜ卒業が難しいかというと、
通信の大学は基本的に全て自己管理が前提ですので
進みが遅れていても、単位が足りなくても、
留年しても、誰も何も言ってこないのです。
このため、卒業するには固い固い意志と
時間をやりくりするスキルが問われてきます。
日中に通う普通科の場合は
大学の卒業率もありますから教授が世話焼いてくれたり
手厚いサポートがあったりしますが
こう言ったことは、通信制大学ではありません。
このため、入学はしたけれど
定められた年数以内に卒業できない、という人が多く
卒業できるのは毎年数%台、ということもザラなのです。
どんな人が通うのか
通信制大学は門戸が非常に広いため
高校を卒業したばかりの18歳の人もいれば、
私のように働きながら通う社会人、
教養として学びたいマダムや80歳代の高齢者までいます。
このダイバーシティは非常に面白いなあと感じました。
ただ総じて、
生き残るのは学ぶ意志が鉄のように固い人だけです。
春先にいた人でも、あっという間にいなくなる、、ということは
珍しくありませんでした。
入試だけ難しくて、
入学してしまえばあとは高校のように卒業できてしまう
普通科と比べると
通信制大学は実は大学のあるべき姿なのかもしれません。
ちなみに大学のスクーリングの時に
友達できないかなと思いましたが
基本的に皆さん、めっちゃ忙しいなか
時間を捻出してきているため
講義中はクッソ真剣に聞いていますし
終われば即帰る人が多く
私は卒業まで友人は二人しかできませんでした。
私はもともと一人でもコツコツ続けられるので
特にストレスはありませんでしたが
教授や友達とワイワイやりたい人は
厳しいかもしれません。
普通科のように通学するorレポート+スクーリング
大学によると思いますが、
通信制大学は主に
①普通科と同じように日中に通う
②レポート+連休や土日に通う
この2つの方法が選べます。
私は平日昼間は働いていたので
②のタイプでしたが
仕事とは違う勉強をするのが楽しくて
仕事の昼休みにテキストを読んだり課題をやったり
夜や週末もレポートを書く、という日々を
約2年送りましたが
辛いというより、非常に楽しかったことを覚えています。
ちなみに、通信制大学といっても
立派な大学なので卒業するには
文科省のガイドに従うことになります。
そのため私は体育の授業もやりました。
運動着を着て、卓球とかやりましたけど、
大人になってからの体育の授業はなかなか楽しかったですよ。笑
メリット1:卒業できれば、学位は同じ
大卒の肩書きが手に入る!
通信制の大学を卒業した場合でも
学位は普通科の大学と同じ、大卒になります。
特に、大学に通うことを諦めて
働き出した社会人にとって
社会人になって働いて稼ぎながら
大卒の肩書きを狙えるというのは
非常に大きなメリットと言えるでしょう。
しかも、
なただる日本の大学も
通信を設けているのです。
例えば
・慶應義塾大学
・早稲田大学
・法政大学
・日本大学
などなど
もちろん卒業するのは至難の業ではありますが
一度諦めた夢にも再チャレンジが可能なのです。
肩書きは人生で足枷になる
大卒の肩書きというのは、
なりふり構わずお金を稼ぐだけなら、
正直要らないのかもしれません。
事実、大学を出ていない大金持ちや
ベンチャー企業の社長も、たくさんいます。
しかし、
サラリーマンとして頑張っていきたいとか
他国で就労ビザを出してもらって働きたい場合は
大学卒の肩書きがないと、
スタートラインにすら立てないことは世界中で実際に、あります。
実際、私も大卒の学位を得ることができたので
転職の際も門戸が広がり、給与も上がりました。
もし迷っているのであれば
大学に行って学んで学位を取る、というのは
非常にお勧めできるかな、と思います。
メリット2:圧倒的に学費が安い
実際にかかった費用(うろ覚えでゴメンなさい!)
私は通信制大学の文系学部に3年次編入をしました。
そのときの費用ですが、
3年次編入で3年生4年生を通いましたが
合計でも50万ちょっとくらいだったような気がします。
1年目が約15万円
2年目は約5万円
ここにスクーリングの費用が
合計で約20万(1講座1万円から2万円くらい)、
通学の交通費は電車の日帰りで済んだので
大した金額にはなりませんでした。
4年間フルに通った友人に聞いても
100万くらいで済んだと言っていました。
一方で、普通科の文系の大学の場合、
日本の大学の年間の学費は約100万円ほどでしょうか。
年間100万円が4年間、
予備校に100万円とすると
これだけですでに500万円は必要になります。
なんとその差額、数百万円です。
これだけコストに差が出ているのに
卒業できれば学位は普通科と同じ、大卒です。
最終的に受け取るものが同じなのに
これだけコストに差が出るというのは
なかなか衝撃的ですよね。
欧州を除いて、
他国でここまでコスパ良く
大卒の学歴を取れる国は私は知りません。
これだけの低価格なので
教育の質が不安になるかもしれませんが
教授は普通科でも教えている方も普通にいますし
質が悪いことは全くありません。
むしろ、特に講義においては
学ぶ意欲が高い生徒のみしかいないため
静かで集中して学ぶことができますので
むしろ普通科より環境はいいかもしれません。
メリット3:転職時の評価が高い
自己管理スキル&自己啓発の意識&やり遂げられる実績となる
これは思わぬメリットだったのですが
通信制の大学を卒業したというと
転職時の面接でめっちゃ評価されることがありました。
企業の管理職にもなれば
通信制の大学を卒業することが
どれだけ厳しいかを理解している人も多くいまして
「え、働きながら通信制の大学通って卒業したんですか?
それってすごいことですよ汗」と
言われたこともありました。
企業としては、
・自発的に
・自分に不足しているスキルを身につけ
・自己管理しながらやり遂げられる人
というのは高く評価しますから
通信制の大学を卒業できた場合は
結果として自分の意思がいかに固く
やり遂げられる人なのかを
実績を持って証明できる手段にもなったのです。
まとめ:学ぶことは素晴らしい
通信制大学について私の経験をお話ししてきました。
学歴というのは、どこの国でも、
持っていて損をすることはないけれど
持っていないと人生で困ることがある、というものです。
もしあなたが
学びたいことがあるとか
学歴がネックで思うような人生が歩めていないと思うなら
日本は素晴らしい大学がたくさんありますから
ぜひネットで調べてみてください!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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