外資系企業への転職が人気になってきた昨今ですが、中には
給料に釣られて外資に来たけど、地獄すぎ、、辞めたい。。
毎日上司に詰められまくってて、メンタル崩壊しそう。。
もう外資なんか来なけりゃよかった!!!
と、いう声を聞いたことがある方もいるかもしれません。
筆者は外資系企業日本法人を4社経験しているのですが、初めての外資系企業をなんと11ヶ月で退職しました。これには色々理由はあったのですが、要は、外資系転職に失敗した経験があるのです。
そんな筆者だからこそ語れる、外資系企業に転職する時の注意体験談をまとめていこうと思います!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目(3社)を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日経大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
外資系にミスマッチ転職して地獄の11ヶ月を過ごした筆者
筆者は新卒から日系企業で特定の職種にて幅広く7年ほど経験を重ねていたのですが、海外との仕事の経験がなかったため、どこの外資系企業からも経験がないということで書類で落とされていました。
そんな時、聞いたこともない無名のリクルーターから携帯に電話がかかってきたのです。
世界的に有名な
外資系企業でのお仕事がありますよ。
この職種で高い英語力がある方が
なかなかいらっしゃらなかったので
Ashさんの素晴らしい英語力に
惹かれてお電話しました。
職種未経験でも、
外資系未経験でもOKだそうです。
入社いただいた後は
欧州本社で数ヶ月の手厚い研修があるみたいです。
自分の市場価値がないと思っていた私には青天の霹靂です。まんまと乗せられてホイホイと面接を突破してしまい気づけば最終面接を通過していました。そこで企業の人事から
他社さんは受けてないし、オファーでたら入社するとおっしゃってましたよね?
オファー出すんで、この場でサインしてもらえますか?
と言われ、ようやく私の実力を認めてくれる企業があったねと盛大な勘違いをして、オファーを受けてしまいました。
しかし、実際に入社したら話と全然違う過酷な事態が待ち受けており耐えきれずにわずか11ヶ月で再度転職をする羽目になりました。
当時の筆者は、当時はまだ珍しかった外資系転職を叶えて有頂天になっていました。しかし初日から奈落の底に突き落とされ卒業するまでの11ヶ月は本当に、毎日、生きた心地がしませんでした。。。
入社して、半年の試用期間が終わらないうちから、すぐに再転職活動を開始。自分を反省しながら
JAC Recruitmentやen worldなどを毎週のように訪問し、30名以上のリクルーターと会って、ようやくホワイト外資系企業に入社することができたのです。特に、ホワイト外資系企業への転職を叶えてくれたJAC Recruitmentのリクルーターの方には、一生感謝しても仕切れません。
外資系企業の日本法人は日系企業と異なり、ガチでやばい企業が存在します。
私のような外資系転職での失敗を他の人にはしてほしくない。
そんな思いで、過去の自分に向けて記事にまとめていきたいと思います!
転職失敗理由1. スキルのミスマッチ転職で、社内ニート
外資系でミスマッチ転職が起こると、こうなる
外資系は、実務経験があり自分1人で業務を回せるレベルでないと、生き残ることが極めて厳しい世界です。
なぜかというと面接の時や求職票にあるJob Descriptionと呼ばれる職務内容に基づく業務ができる前提で雇われているため、日系企業のように入社後に手厚い教育や引き継ぎは実施されないからです。
入社日の午前中にPCを渡され席まで連れて行かれたら、あとは上司と軽い打ち合わせをして、「じゃあとは出来るよね!よろしく!!!」ということも珍しくありません。
筆者は外資系企業に入るまで、そんなことも知りませんでした。
そこで、悪徳リクルーターに勧められるがまま、筆者の専門職種とは全く異なる、同業界の別職種に応募したのです。要するに、職種未経験の状態でした。
しかし、面接では上司から「あなたの経験からできる仕事を準備しておきます。また、ドイツに教育に行けるようにしておきますね」と言われたため、入社してから教えて貰えばできるだろう、筆者を育てるのは会社がやってくれるだろう、と甘く考えていたのです。
そして、入社初日から上司に
あー。
あなたに渡す仕事、まだ考えてないんだよね、ははは!
と、言われてしまいます。
なんと、外資系企業にミスマッチ転職したことで、入社初日から社内ニートになったのです。
仕方なくネットサーフィンをしていても暇すぎて苦痛です。チームメイトに「お手伝いできることはありませんか?」と仕事をもらいに行こうとしたら
は?
あんた、何しにうちに入ってきたの?
(原文まま)
会議中にあんたがググってるのを見たけど
まじで引いたわ。
そんなことも知らないで
なんでうちに入ってきたわけ?
(原文まま)
と、激しく罵倒され、全く話になりません。
何とかもらった仕事を仕上げて持っていっても
高校生でもこんな資料作れんぞ?
(原文まま)
ここは学校じゃねえんだよ!
(原文まま)
と、忌憚なき暴言を毎日浴びることになりました。
社内失業に喘ぎながらボコボコに罵倒され怒鳴られるという、ここはオフィスなのかヤクザの事務所なのか?という、Wパンチを喰らう日々。毎日生きた心地が本当にしなくて、人生で初めて、ベッドから起きれない日を経験したこともありました。。
外資系でミスマッチ転職を避ける対策とは?
ここで、筆者がミスマッチ転職してしまった理由をまとめます。
筆者ほどのミスマッチ転職は流石に聞いたことがないとリクルーターに驚かれたほどですが、実はこのようなミスマッチ外資転職をして、すぐに転職を繰り返す方は、少なくありません。
筆者も含めて、ミスマッチ外資転職をして後悔する方の多くが、面接の際に詳細な確認を怠っています。自分が入社した後に具体的に何を誰とどのように進めるのかを徹底的に聞いて、具体的に自分が一人でも働けそうか判断するようにしましょう。
また、規模拡大と言っている場合も注意が必要です。日本に参入してきてから数十年経っているのに、従業員が増えていないような企業は、ところてん状態で従業員が短期離職しているからです。
このような企業の内部情報は、面接では教えてもらえないこともあるため、JAC Recruitmentなどの信頼できるリクルーターにお願いして探ってもらうのも良いでしょう。
転職失敗理由2. 慌てて転職し、ブラック企業の罠に引っかかった
世の中には”会社”として体をなしていない会社もある
筆者は前職で評価されなかったことがあまりに悔しくて、飛び出すように、慌てて転職をしてしまい、ブラック外資系企業に差迷い込んでしまいました。
転職バージンだった筆者は世の中の会社は会社なんだから、とんでもないブラック企業なんてなくて、特に世界的に有名な外資系企業なら日本法人もきちんとしていて大丈夫だろうと思っていたのです。
しかし残念ながら、外資系企業は本国や他国がどれだけ有名でも日本法人だけはチンピラサラリーマンの吹き溜まりになっていたり、会社としてもはや体を成していないようなトンデモ企業が存在するのです。
毎日部下を7時間立たせて怒号で怒鳴り散らすダイレクターが、海外本社の役員にはまるでポチのように態度を変えて接して、外国人へのゴマスリだけで15年間高給を貰っている、という人もいるんです。
外資系企業のブラック度は、日本とは比べ物になりません。間違ってもトンデモ会社に迷い込まないように、徹底したリサーチをするようにしましょう。
ブラック外資系企業を選考時に見抜く方法とは?
面接を1、2回で終わらせて何しろ急いでサインをさせて入れようとする企業があるのですが、この場合は高確率でブラック企業である確率が高いです。
もし、優良企業で競合が他にもいるのであれば、企業だってじっくり選ぶ余裕があるはずですよね。余裕がないということは、雇っても雇っても人が辞めてしまうので誰でも良いから入社させてしまいたい、という危険な企業なのです。
企業から前のめりでオファーをもらうと誰でも良い気分になってしまいがちなのですが、だからこそ一旦踏みとどまり、その場ですぐにサインすることだけは避けるようにしてください。
また、試用期間が3ヶ月以上ある企業もブラック企業である可能性が高いです。
試用期間は日本では大体3ヶ月という企業が多いなか、使用期間が6ヶ月という長期間の企業も中にはあります。
後にリクルーターから聞いたところによれば、1年以内で辞めてしまうような異常な離職が続いている企業の場合、会社の看板に傷をつけないためにわざと試用期間を長く設定しているケースがあるということでした。
転職失敗理由3. 外資系企業の文化を理解していなかった
外資系は自主自立が基本ルール
筆者はゴリゴリの日系企業からゴリゴリの外資系企業に迷い込んだのですが
あのさあ、
外資ってのは
みんなで仲良くやる
仲良しクラブじゃねえんだよ!!!
(原文まま)
お前はこの会社、
俺たちに
何をしてくれるわけ?
(原文まま)
と、すごい暴言を言われたことが、今でもよく耳に残っています。言葉としては社会人としては言語道断ですが、言っている事は非常に正しいものです。
外資系企業では、自分が任された仕事は自分で考え、上司や周囲を説得して、あなたが自分で進めていく必要があるのです。自主自立なしに、外資系企業のチームワークはあり得ないのです。
特に日本人は、誰かからきちんと教えてもらいたい、一人で進めるのは不安、、という方も多いため、これに耐え切れなくて早々に日系企業に戻ってしまう方も非常に多いです。外資系企業が合う人、合わない人はここで大きな差がつきます。
外資系企業には、教えてくれる人はいないと思った方が良い
日系企業では、まるで学校のように
私、何したらいいですか?
新人でわかんないんで、
パイセン、最初っから、教えてくださーい!
と聞くことができます。
外資系企業でこれをやると、相手の貴重な時間を盗んでいるとみなされ、フルボッコにされます。
外資系でも、例えば算数なら足し算引き算はわかってるけど、公式がわからない、、みたいな経験ありきの具体的な質問の会話は許されますが
- そもそも算数ってなんですか?
- 1ってなんですか?
みたいなアホみたいな質問は
あんた、なんなの!?
(原文まま)
と、言われるでしょう。企業によっては、社内の共通システムの使い方すら、同僚は教えてくれなかったりします。
は?システム?そんなの僕のresponsibilityじゃないよ。IT
に聞けば?
こんなノリも、当たり前です。
同僚や上司にどれだけ冷たくされても気に留めず、ガンガン見知らぬ人を当たって進めていける!むしろ、みんなでワイワイ話すのなんか嫌だ!という人は、外資系企業は合っているでしょう。
しかし、上司の方から歩み寄ってほしい、先輩からは丁寧に教えてもらいたいし悩みとか聞いてほしい。。そんな方は、間違っても外資系企業には来てはいけませんよ。
外資転職に失敗したくない人が使うべき転職サイト
ブラック外資に入り込んでしまった筆者は試用期間も終わらないうちから再び転職活動を始めることとなりました。ここで役立ったのが以下のサイトです。
時間がなかった筆者にとって、登録が簡単ですぐに膨大な会社を探せるサイト、そして英語面接に無料で付き合ってくれるリクルーターがいる“>en worldには、オフィスにも何度もお伺いしました。
そして無事に転職し、いまはホワイトは外資系企業で楽しい日々を過ごしています。
本記事を読み終わったら、今すぐに登録と面談をして優良企業を探し始めてくださいね!
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