私、仕事も男性と同じようにやってる、サバサバ系なんで!
(いや〜、Aさん、相変わらずサバサバっていうか、シンプルに態度きついな〜)
あはは、Aさんって、ほんと、”男”ですね〜
こんなふうに言われている人、あなたの周りにも、一人はいないでしょうか?
女性の社会進出が進むにつれて、まさに男勝りな女性もどんどん増えているようです。
しかし一方で、自称サバサバ系女子が起こすトラブルに困っている方も多いのではないでしょうか。
本日は、自分自身も元自称サバサバ系女子だった筆者が、自称サバサバ系女子の特徴と対処法についてまとめていきたいと思います!
欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。
短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業し学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計13年目を全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日系大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。
職場にいる”自称サバサバ系女子”の特徴とは?
職場にいる自称サバサバ系女子は、
- 仕事内容は総合職で、一見、男性と目立った差はない
- 自分は仕事が出来ると思っている
- 飲み会やゴルフなどのお付き合いもこなす
- 国内外の転勤も経験している
などなど、一見、男性のように働いています。
しかし、職場における自称サバサバ系女子には、本人も自覚していない、問題があるのです。。。
甘やかされていることに気づかない、自称サバサバ系女子
自称サバサバ系女子は、自分は男性や 先輩と遜色なく働いていると思っています。
実際、仕事については一見、きちんと成果を出しているようにも見えるでしょう。
これゆえ、自他ともに、
彼女は男って感じだからねえ
なんて言われるのですが、実は自称サバサバ系女子は自分が周りから手加減されていることを自覚していないのです。特に男性や中高年女性が多い会社であれば、多かれ少なかれ、女だから多めにみてもらっていることはあります。
特に男性上司から若い女性には厳しい指摘は言いにくいもの。
具体的な例を見てみましょう。
■上司から仕事で指摘されるとき■
男性上司→男性部下であれば
おい、ちょっと、ここどうなってんの?
ちゃんとやれよ
は、はい。すみませんでした。
と、ぶっきらぼうな指摘がズバズバと飛んでくることが多いです。
これがいいのか悪いのかはさておき、特に日本人男性の場合は、若い頃から容赦無く上司や先輩に指摘され、自分で仕事を行うことを求められがちです。
一方で、男性上司→女性部下の場合は違います。
A子さん、この件なんだけどお、悪いんだけどこんな感じでもう少しやり直してもらえない?
は?上司、私忙しいってわかってますよね?!私一人じゃ、出来ませ〜ん!!!
え、忙しいって?じゃあ、チームのB君に手伝ってもらおうか。おいB、A子さんの仕事に一緒に入ってやってくれ
(僕も忙しいけど。。)あ、はい。わかりました。
こんな風景、よくみた事はないでしょうか?
男性であれば厳しく指摘されることも、女性の場合は男性上司は無意識に甘くなりがちです。
男で同じ行動や言動をしたらとっくに干されてしまったり叱責されているレベルでも、”自称サバサバ男系女子”は甘やかされているので、そのまま、居座ってしまいます。
女性部下もこのことを自覚すべきなのですが、周りに女性上司がいなかったり、同等な仕事をしている女性総合職がいないと、どうしても気づくことができないのです。
気づけばモンスター女性社員と化し、年もとってくればただの扱い難い女の子オバサンになってしまいます。
自称サバサバ系女子だった筆者が外資系企業で目が覚めた話
自称サバサバ系女子をディスってきましたが、実は筆者自身も、20代は自称サバサバ系女子でした。
日系企業で男性9割以上という職場で、転勤も数回しながら男性と遜色なく同じ仕事をしてきていたので、自分は女だけど仕事では男だし、仕事もできる!と思い込んでいたのです。
そんな中、男尊女卑の壁を感じて本国出資100%の外資系企業へ転職。そこは女性ばかりの職場だったのですが、ものの見事にそれまで女に甘えていた自分と向き合うこととなったのです。
何が起こったかというと、外資系企業では本当に、男女の区別もなく容赦もありません。
仕事で迷惑をかければ、女だろうと
色々言い訳してますけど、あなたがきちんと顧客とコミュニケーションとっていなかったから発生した損害ですよね。
と、男性と同じようにズバリ叱責されることも、当たり前。
さらに、女性同士はもっと容赦がありません。
上司、これちょっと厳しいんですけど、チームで手分けして出来ませんか・・?
あなたの仕事でしょう?前任者は一人でやってましたよ。情報共有なんてする必要ないです。あなたの仕事として、自分で一人前きっちり、やりきってください。
と、全く甘えが効かない場面も当たり前だったのです。
特に外資系企業は、Job Descriptionに基づき、与えられた仕事は自分で一人前こなす必要があります。
日系企業のように、声を上げれば「じゃあみんなで助け合ってやろうか」とは、簡単にはいきません。
上司としても、自分の仕事をやりきれない部下というのは組織のお荷物になりかねないため、騒ぐだけの女の子タイプは非常に嫌う傾向があり、改善されなければ圧力をかけて退職に追い込む、ということも割と当たり前にあるのです。
こんな体験は、日系企業にいるうちは気づく事はなかなか、難しいもの。
筆者自身も、手加減をしてもらえない外資系企業という環境に移って初めて、自分が周りに甘やかされていたことに気付いたのです。
自称サバサバ系女子にはどうやって対応する?
自称サバサバ系女子ですが、対応はいくつかあります。
あなたが上司の場合と、同僚の場合で見ていきましょう。
あなたが自称サバサバ系女子の上司の場合
この場合の対応は一つ。
感情に流されず、サバサバ系女子に仕事を一人前やり切らせる、ということを繰り返してください。
サバサバ系女子は元々頑張り屋さんですが、
・自分の力だけで仕事を回せている、と勘違い
・自分の中の女の甘えに気づいていない
この2つが主だった課題となります。
自称サバサバ女子は自覚することが大きな壁ですので、上司のあなたの大きな心で気づかせるチャンスを与えれば、さらに活躍する可能性があるのです。
ただし、自称サバサバ女子は賢い人も多いため、やり方を間違えるとパワハラだと騒ぎ出します。
これを未然防止するためには、日頃から会話を多く確保して信頼関係を作った上で、仕事を渡すときに事前に何をどこまでやることを求めているかを伝え、期待していることを伝えましょう。
あなたが自称サバサバ系女子の同僚の場合
自称サバサバ系女子が周りにいると、平時は放置しておけばいいのですが、彼女が仕事が手一杯になってくるとキャアキャア騒ぎ出して、周りを巻き込む傾向があります。
この場合のポイントは一つ。
程よい距離を保つ&相手を矯正しようとしないこと、です。
実は自称サバサバ系女子は自信がないことも多く、メンタルが不安定な人も多いものです。事あれば愚痴を言ってきたり、この会社はダメだとか言ってくるかもしれませんが、あなたは決して愚痴話に乗ってはいけません。
もし上司から直直に自称サバサバ系女子を助けるように指示があった場合は、上司様のためにやります、ということをしっかりと上司に伝えた上で、あなたの評価につながることだけをやるようにしましょう。
サバサバ系女子もそのうち、歳をとります。
歳をとってくると、若い女の子に手加減していた周りも段々と手加減をしなくなってきます。気づけば自称サバサバ系女子はめんどくさいオバサン枠に入り、段々と干されていくものです。
自称サバサバ系女子は自覚して改善しなければ、そのうち、自滅していきます。
あなたは巻き込まれないように、淡々と自分がすべきことをするようにしましょう。
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