メーガン氏と某元王子のインタビューが話題になっていますね。
私も聞いてみたのですが
この件の根底には
アメリカンとイギリスの価値観の違いが
顕著に現れているなあと
外野ながら思ったので
王子が目を覚ますことを祈りながら
思ったところをちょっとまとめてみたいと思います。
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歴史の重みの違い
生まれて240年しか経っていない国
イギリスや欧州各国から乗り込んできた白人が
先住民を追い出し支配して
さらにイギリスから独立した、ということで
出来上がったのがアメリカ合衆国です。
で、
イギリスから独立したことを
アメリカでは独立として建国にあたる位置付けになるのですが
アメリカが建国されたのは、なんと1780年代。
たった、240年ほど前のことです。
これは日本で言えば
江戸時代中期で
松平定信が寛政の改革を始めた頃です。
めっちゃ、最近じゃんと思わないでしょうか。
そうなのです。
これが、アメリカなのです。
国としてはまだまだ、赤ちゃんで
企業で言うなら最近作られたベンチャー企業の段階なのです。
階級社会に反旗を翻した人が飛び出して出来た国
アメリカに飛び出してきたのは、
イギリスの王政や階級社会に反旗を翻した人たち、
とも言われています。
それゆえ、
アメリカにはいわゆる城はなく、
民族衣装もありません。
貴族もいません。
歴史がある国だと
どこの地域でもどこの人種でも
それなりの階級があったり、
王朝などもあったりしますが
アメリカにはこれが無いというのは
世界的に見ても非常に特徴的だと言えるでしょう。
「あの人は何が出来るんだ?」と聞く国
ベンジャミン・フランクリンは言いました
アメリカ建国の祖父と言われた人の一人である
ベンジャミン・フランクリンですが
彼はヨーロッパにも何度も足を運び
ヨーロッパとアメリカを冷静に観察した
興味深い言葉を残しています。
ヨーロッパでは名門は価値があるが、
この商品を運ぶにアメリカほど不利な市場はどこにもない。
アメリカでは他人のことを
”あの人はどういう身分か?”とは聞かないで
”あの人は何が出来るか?”と聞くのである。
物語 アメリカの歴史 超大国の行方 より引用
その人に有用な技能があれば歓迎されるし、
それをやってうまくできれば
彼を知る者から尊敬される。
だが、
ただ家柄が良いというだけの人が
そのためだけの理由で
何か職か俸給を得て
社会に寄食しようとすれば
軽蔑され無視されるであろう
物語 アメリカの歴史 超大国の行方 より引用
この発言が残されたのは、1782年。
アメリカは240年前から今でも変わらない、
このスピリットがアメリカン魂として脈々と流れているのです。
つまりこの風土の元生まれ育ったら
君主制も
王室も
階級も
その重みなんぞ、知るよしも無いのです。
古き伝統より”新しい”が正義
国自体がベンチャー企業のようなアメリカでは
大量生産、大量消費に加えて
どんどん新しいものを生み出すことが正義、と言う風潮があります。
イギリスでは築数百年の建造物が大切に守られていたり
伝統を重んじることと比べると正反対ですね。
ちなみにこれ、
ベンジャミン・フランクリンが先述したのと
同じ年に、フランス人クレヴクールという方が
「アメリカ人は何者か?」と自ら問いかけ
このように綴ったそうです。
偏見も生活様式も、
昔のものは全て放棄し、
新しいものは、
自分の受け入れてきた新しい生活様式、
自分の従う新しい政府、
自分の持っている
新しい地位などから受け取ってゆく、
そういう人がアメリカ人なのです
物語 アメリカの歴史 超大国の行方 より引用
つまりは240年前にすでに
アメリカとイギリスの絶大な違いを
理解している人はいたということです。
メーガン氏のアメリカンな振る舞いを見て、
今頃エリザベス女王は
「アメリカを甘く見てたわ、、」
と
コーギーを抱きながらぼやいているかもしれません。
何よりも権利を主張
努力で背中を見せるより、権利をガンガン主張
これもアメリカ特有だなあと思ったのですが、
アメリカは何しろ、主張が命の国です。
日本を出ればどこの国でも主張は大事なのですが
アメリカ以外の国には
とはいえ共通の考えがあったり
モラルや社会通念があったりします。
これがぶっ飛んでいるのが、アメリカでは無いでしょうか。
そして、
言えば本当に通ってしまったり
変わってしまうのもまた、
若い国であるアメリカです。
この文化のもとで育てば
何しろまずは自分の権利を主張!!!というふうになるでしょう。
メーガン氏をアメリカンが擁護するワケ
私個人は、トランプ元大統領とメーガン氏は
典型的なアメリカンだなあ、と思うのです。
自己主張が強く、自分の権利は全面に主張する、
これこそ、アメリカンなのです。
そのため、
メーガン氏のインタビューの一件は
これはアメリカ人からすれば当然の権利であって
恥ずべきものではない!
彼女は可哀想で当然だ!
と、
アメリカでは擁護する人が多いことでしょう。
アメリカンからすれば
皇室も何も知ったこっちゃねえ
となるからです。
しかし、
私たち日本人やイギリス国民のように
歴史と皇室の重みを理解している民族が見れば
自分の身分を勘違いして
イギリスの皇室に後ろ足で泥水をぶっかけて
言いたい放題電波に乗せて下品にベラベラ喋ってるなあと
感じる人が多いのでは無いでしょうか。
これぞ
”価値観の違い”っていうもんだねえ、
と思うのです。
言ったもんがち社会の弊害
アメリカは言葉を話し出したら
そこからいかに自己主張をするかが
保育園の頃から教育で組み込まれます。
主張して、
自分の権利を取りに行くことがスタンダードですから
裏を返せば言えばなんでも与えられる
と思っている社会が問題になっている、なんて声もあるようで
Entitlement mentality in the USとか
Entitled attitude in the USとかでは
面白い記事も色々と出てきています。
小姑より:王子、目が死んでるけど大丈夫?
洗脳の黄金パターンでは。。?
イギリス皇室の騒動を見ていると
外野ながら、ちょっとゾッとしてしまいます。
と言うのも、
王子が妻に泣きつかれ
泣きつかれたら妻に強くも言えず
そんな妻にあれよあれよと手玉に取られて
王子は家族からも仕事からも母国からも
切り離されて妻に生活を支配されているところです。
特に軍での仕事は王子の人生で
大きな心の拠り所だったのに、それすら手放したわけですね。
妻側のメーガンさんはそもそも、
皇室に嫁に行くというのは
その時点でハリウッドから王室の公務へと
キャリアを変更する覚悟をする必要があります。
それが嫌なら王子となんて、結婚すべきでは無いのです。
それが
アメリカの文化こそ正義として
王子を巧みに誘導し
王子の人生を全て奪ってしまったのは
なんというか
宗教というか
洗脳の黄金パターンじゃねえか
と、
小姑は心配しているのです。汗
日本でも、
洗脳による事件がたまーにニュースになりますが
大体パターンは同じで
まずは心が弱い人間を見つけ
人間関係について疑問を持たせ
親しい人間からの切り離しから始まります。
ご夫婦のことは知りませんが
なんだか単純に、怖いなあ。。。
と思ってしまうのでした。
皆さんの周りにもし、
家族や友人や会社から切り離しをしようとしてくる人がいたら
多分洗脳しようとしてきてますので
走って逃げた方がいいと思います。
まとめ:歴史と皇室がある日本
イギリス皇室スキャンダルから
アメリカの特殊性をお話ししてきました。
この観点に気づくことができたのは
歴史と皇室がある、日本だからだと我ながら思います。
そもそもなければ、気づくことすらできないのです。
自分の育った国に感謝しながら
今後も国際理解を深めていきたい所存です!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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