日本の国力が著しく落ちていく中で、日本円の価値も弱くなり、日本企業の給料も下がり続ける現実を見て

日本は住みやすいけど、給料は安いし奴隷労働。。。海外に出稼ぎに行かないと、人生詰む。。。

日本は結局男性社会すぎて、しんどい。。。海外に逃げよう!
こんなふうに思う方はどんどん、増えているようです。
皆さんの周りにも、海外に移住した方や、もしくはお仕事の関係で一時的に滞在されている方は結構、いるのではないでしょうか。
そこで筆者は本当に海外に移住している日本人は増えているのか?について、政府のデータを分析したところ、驚くべき事実が分かりましたのでまとめていきます!

★自己紹介★
アメリカで現地就職にてマネージャーのサラリーマン。
日本のFラン短大を卒業し日系中小企業に新卒入社。キャリアアップのため働きながら大学を卒業し、外資系企業日本法人に転職。日本からグローバルの企画職も経験。その後家族と共にアメリカに引っ越し、現地採用にて管理職転職を成功させる。座右の銘は、諦めなければ夢は叶う。
※移民法は日々変わっています。最新の政府Webページや、移民弁護士にご相談ください。
日本を出る在外邦人は増加の一途を辿っている
日本は先進国の中で唯一、過去30年間後退を続けている国です。
政治のミスリードは止まらず、今後もこの流れは変わらないだろうと絶望している若者が増え続けています。
そんな状況の中、海外に活路を見出し日本を飛び出す方は年々、増えています。
外務省と総務省の人口データを、平成からの推移で、見てみましょう。


平成元年と令和元年を比較すると、、、
長期滞在者 | 永住者 | |
平成元年 | 340,929名 | 246,043名 |
令和元年 | 891,473名(2.6倍) | 518,883名(2.1倍) |
日本居住の日本人の人口は約1億2,000万人であまり変化がありませんので、国外に移住している日本人が平成から令和の30年間で約2.5倍増えている、ということになるでしょう。
特に永住者の中には、多国籍に帰化した人も相当数いることを考えれば、実際はもっと多くの方が海外に永住していると予測できます。
思ったよりも多くの日本人が海外に移住しているんですね!

日本人女性が日本から続々海外逃亡中?!
平成元年から令和元年まで、約2.5倍もの日本人が長期滞在や永住で海外に移住していることがわかりました。
さらにその内訳を男女別で見てみると、驚くべきことがわかります。
コロナの影響前で見たいので、データが見れる平成2年vs令和元年で見てみましょう。


■海外長期滞在者 男女別■
男性 | 女性 | |
平成2年 | 205,504名 | 168,540名 |
令和元年 | 469,985名(2.3倍) | 421,488名(2.5倍) |
平成から令和の30年間で、男性は2倍強、女性はなんと約2.5倍も、海外に長期滞在する人が増えています。
さらに、永住者を男女別で見てみると。。。
■海外永住者 男女別■
男性 | 女性 | |
平成元年 | 114,359名 | 131,771名 |
令和元年 | 197,000名(1.7倍) | 321,883名(2.4倍) |
平成から令和の30年間で、男性は1.7倍、女性はなんと約2.4倍、海外に永住する人が増えています。
日本人女性がどんどん、日本から海外に去っている、ということです。
日本の結婚は減っているのに、外国人男性と結婚する女性は増加

日本国籍の女性が海外に移住、特に海外永住している件数が増え続けている背景は一概には言えませんが、海外移住の主たる背景に婚姻が考えられます。
そこで、国際結婚による婚姻率の推移を見てみましょう。
■国際結婚の推移■
※1年間のうちに、日本で婚姻した夫妻の件数
夫:日本国籍 妻:外国籍 | 夫:外国籍 妻:日本国籍 | 国際結婚の推移 | 夫妻共に日本国籍の婚姻件数 | |
1990年 | 20,026名 | 5,600名 | 25,626件 | 696,512件 |
2019年 | 14,911名(-0.7倍) | 7,008名(1.25倍) | 21,919件(0.8倍) | 577,088件(-0.8倍) |
日本人同士の結婚も、国際結婚の件数も、軒並み減少を続けていますね。
そんな中、日本人妻✖️外国人夫の婚姻だけは、平成から令和の30年間で1.25倍へと、増えているのです。
日本人女性が人生の伴侶に外国籍の男性を選ぶ傾向は、今後もじわりと、続いていきそうですね。

海外移住、何から始める?自分にもできる?

海外移住している日本人が平成から令和で2.5倍も増えていることがわかったところで、

自分も1回くらい、海外に住んでみたい!!!
と、思いますよね。
海外移住はビザの問題があるわけですが、大きく分けて下記の方法があります。
悲報:結婚で海外移住はまず諦めろ

海外移住といったら婚姻が一番簡単じゃないの?
と、思う方もいるかもしれませんが、婚姻には落とし穴があります。
そもそも人と人とのご縁ですから、相手が見つからなければ終了です。さらに、婚姻はお互いの国に住むビザや永住権を申請する権利を得られるだけで、実際に申請がきちんと認められビザが降りるかは確約されていないからです。
近年は特にアメリカやイギリスはたとえ正当な結婚で年数が経っていて子供までいたとしても簡単には居住の許可はおりません。
海外移住狙いで国際結婚を狙うというのは不確実性が高すぎるので、まず選択肢から外すべきです。
もしもご縁があって、無事にビザが降りたら、それはあなたは相手とも相手の国とも相思相愛ということですね。
海外移住、まずは留学or日系企業駐在員を狙え
最も確実に海外移住できるのが、留学やワーキングホリデーです。
学生として行くためビザが出ること、そしてエージェントも多く費用や期間もあらかじめ目処がつくので非常にハードルが低いと言えるでしょう。
また、キャリアも積みながら海外に住みたい!!という方は、日系企業の海外駐在員を狙うというのが最もおすすめの方法となります。
なぜなら、企業の手厚いサポートのもと海外に住めるため、住居や保険など全く不安がなく、同じ会社の同僚に助けてもらうことができるからです。
日系企業の駐在員を狙うなら、おすすめは、中小日系企業のメーカーです。
金融や大企業は海外人材が豊富なので狭き門となりますが、中小企業メーカーは常に駐在員不足なので、即戦力として行ける可能性が非常に高いです。
まずはオンライン英会話で語学力を磨きつつ、転職エージェントに登録して、海外駐在に行ける会社を探してもらえば、海外駐在員になることは可能です。
オンライン英会話なら無料体験! ワンランク上のビジネス英語ならBizmates(ビズメイツ)
夢の海外移住も、先代の日本人の方が道を切り開いてくださっているおかげで、どんどん身近になってきています。まずは行動を起こしてみましょう!
コメント