海外と比較すると、
日本は世界でトップクラスに治安が良い、と言われます。
しかしそれって
本当なのでしょうか?
本日はデータも交えながら、
日本の治安について考えてみたいと思います。
女性の方、
未成年のお子さんがいる方には
特に読んでいただきたい記事となっております!
日本の治安は良い、は本当か
人命に関わる点では確かに治安は良い?

治安と言っても、
犯罪は様々です。
人命に関わる重大犯罪から窃盗、
万引きなどいわゆる軽犯罪まで多種多様です。
そんな中で、
”日本が治安が良い!”と
言われているのは
いわゆる殺人や強盗、窃盗、
銃犯罪の件数が他国と比較したら少ない、
と言うことを指していることが多いです。
そこで、
データが比較的取れる1年間当たりの殺人件数を
日本、アメリカ、イギリスについて調べてみました。
国 | 人口概算 | 殺人(人口に対する発生率) | |
日本 | 120,000,000 | 950 | 0.00079% |
アメリカ | 330,000,000 | 16,425 | 0.00498% |
イギリス | 66,650,000 | 809 | 0.00121% |
出典
https://www.statista.com/statistics/195331/number-of-murders-in-the-us-by-state/
これをみて、
多いと思うか少ないと思うかは人それぞれでしょうが、
アメリカが桁違いに危ねえと言うことだけは
確かなようですね。
日本でも窃盗は年間53万件を超える
”日本は盗みもないし治安がいい”と、
決まり文句のように言われています。
しかし警察の公式なデータによれば
様々な窃盗を合計すると年間なんと
53万件を超える窃盗が起きているのです。
窃盗の定義や集計方法は
国によっても定義や被害件数にばらつきがありそうなので
簡単に比較できそうにありませんが
それでも日本は超安全!とは
言えないのではないでしょうか。
ちなみに私は日本で空き巣に入られています。涙
出典
日本の治安がそれなりに良い理由は社会保障の充実

日本は治安が良くて平和ボケ、
などと言われていますが
私は日本の治安は
経済力と社会保障によって
ある程度保たれているというのが持論です。
社会保障が乏しい国では
その日の暮らしに精一杯で
強盗、すり、ひったくりに走る必要が出てきてしまいますよね。
また、社会が安定していないと
常に誰もが戦闘状態になりますし
不満が溜まった人が
時限爆弾状態に陥ることもあるでしょう。
さらにこの高い社会保障=税金を支えるのは
日本の経済力の賜物です。
なんだかんだで日本の経済力は全世界で3位ですから
ここから税金をとって社会保障にまわし、
結果国が安定して治安も安定する、という
良いスパイラルになっている、というわけです。
ただ、今後日本の経済力が落ちていけば
社会保障も見直しが入りますから
日本の治安がこれ以上良くなることは難しい、と
思っておいた方が現実的かもしれません。
「日本は治安が良い」と言っている人は、男性?!

”日本は治安が良い”と
声高らかにいっている人を見てみると
私の感覚かもしれませんが
圧倒的に男性が多いと思います。
日本は確かに、
自分からトラブルに足を突っ込まず
最低限気をつけていれば
人種差別で日本人が襲われることもなく
銃もなく極めて安全と言えるでしょう。
しかしこれは、
あくまで男性に限った話である、と筆者は思うのです。
と言うのも、
日本は女性や子供へのいわゆる犯罪や暴力ついては
警察に捕まっていないだけで
日常的におびただしい場所で起こっているからです。
私の友人でも、
電車で学校に通っていた女性で
痴漢の被害に遭ったことがない人の方が
少ないほどですし
私自身は子供の頃に
通学路で車で誘拐されそうになったこともあります。
こういった犯罪は
警察に通報することが辛く
カウントされていない件数も計り知れません。
したがって、
治安というのは
単なる数字では語れない、と思うのです。
【実録】女性は日本でも気を抜くな
日本はそれなりの治安は担保されているため
ついつい、気を緩めてしまいがちです。
しかし、
女性が夜遅くに歩いていて襲われた事件は
報道されただけでもいくらでもありますし
犯罪は油断した時に巻き込まれるものです。
ということで私の実体験が
誰かの未然防止になることを願って
これは気をつけてね!というエピソードを書いてみます。
その1:ストーカー

私自身、
ストーカーについては過去に何度も悩まされました。
スーパーでバイトをしていたのですが
毎回必ず、どんなに他のレジが空いていても
私のところに来て、
手を触りながらお釣りを受け取るのです。
こちらは接客なので笑顔で接していただけなのに
気付いたら少し離れたところに張り込まれて
ジーーーーーーっと眺められ
私は恐怖で動けなくなってしまいました汗
シフトをずらしたりもしたのですが
帰り道も親に迎えに来てもらったりと迷惑もかかったので
そのバイトは辞めざる終えませんでした。
ふざけんな。涙
社会人になったら今度は
職場の先輩に付き纏われるようになります。
通勤路で待ち伏せされて
メールで
「朝、〇〇で見かけたよ」
「クリスマスだからプレゼントを買ったよ」
「俺たちが付き合ってるって噂が流れてるんだ」と
もう、妄想はどんどんエスカレートして行きました。
最初のうちは職場だし穏便に済ませたいと思っていたのですが
あまりに悪化していくので
上司に相談したところ先輩は自分から退職していきました。
逆恨みされてないかとしばらくはものすごく怖かったです。
その2:誘拐未遂
中学、高校、大学の頃と
合計3回ほど、通学路で張り込まれて
車で誘拐されそうになったことがあります。
通学の時間というのは大体決まっているため
相手に知られると張り込まれてしまうのです。
中学の時はあまりに怖くて
泣いて家に帰って警察が学校に来たこともありました。
大学になっても通学路で
「ねーねー、遊びに行かない?」と
車で幅寄せされて
びっくりして転けたことすらあります。(ひどい)
女性は残念ではありますが
日夜問わず、
周囲に気をつけて一度でも異変を感じたら
行動パターンを変えて
悟られないようにする方が良いかと思います。
その3:痴漢
日本はなんといっても、
性犯罪にあまい国です。
都市部に住んでいて、
電車で通学、通勤をしている人は
特に女性専用車両がない時代は
痴漢にあったことがない人の方が
珍しいという異常事態もあったように思います。
痴漢というのは立派な犯罪ですから
女性の多くが誰でも犯罪に遭っているということは
とても治安が良い、と私は言えません。
私は日本の電車に乗るときは
混雑時間帯は女性専用車用だけ使う、
逆に閑散としている時間帯は
人気があまりにない車両は避ける、など
意外と結構に、気を張っています。
日本の電車には、
海外にいるような薬物中毒者や
暴力を振るう人、
物乞いなどは確かにいません。
ただ、女性については
自分の身を守るための工夫をした方が良いよ、
と思うのです。
まとめ:女性は自衛、男性の皆様はご協力オネシャス!
日本の治安について、
思うところを書いてきました。
確かに、
日本は他国と比べれば
比較的に落ち着いている国ではあります。
しかし、
数字に現れない、
被害者の声を無視しないでほしいなあと思うのです。
残念な事実ではありますが
女性と子供にとって
安全な場所は世界中探しても難しいものです。
自分の身は自分で守りつつ、
男性の皆さんは出来るものなら
周りの弱者を守ることに参加していただければ幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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