外資系企業日本法人がつまらない理由と、本社の仕事をする転職方法とは?

外資系企業

外資系企業日本法人にめでたく転職してきたのに、程なくして

外資歴三年 Aさん
外資歴三年 Aさん

はー、仕事がつまんない!

外資歴半年 Bさん
外資歴半年 Bさん

裁量を大きく持って自分で仕事をガンガンできると聞いていたのに、実際は全然自分の思うようにはできないじゃないか!

と、不満を漏らす人というのが、意外といます。一体、外資系企業の何が彼らを不満に突き落としているのでしょうか?

本日は

  • 外資系企業日本法人ではやりたい仕事はできない理由
  • 外資系企業日本法人にいながら、本社の仕事をする方法

について、解説していきます。

 

この記事はこんな人におすすめです。

  • 外資系企業日本法人に転職したけど「イメージと違う!」と思ってる人
  • 外資系企業でガンガン働きたい!と思って転職活動してる人
  • 意識高くお仕事したい人
ブログ主Ashley
ブログ主Ashley

欧州系大企業でマネージャーのサラリーマン。

短大を卒業し、日系中小企業で7年半(1社)従事。ブラック安月給に耐えきれず、働きながら大学を卒業学歴をグレードアップ、さらに外資系企業に転職を成功。現在外資系企業合計11年目全て正社員で勤務中。瞬間風速的に日系大企業にいたこともあり。留学なし、オンライン英会話で、外資系企業で働ける英語力を身につける。



超基本:本社と支店の違いを理解せよ

組織はどこでもピラミッド

外資系企業・日系企業ともに、本社と支店というのはそもそも役割と権限が全く異なります

超ざっくりですが、

  • 本社→決まりを作り、目標を作り、仕組みを作る場所
  • 支店→本社が決めた目標・仕組み・決まりに乗っ取って、ビジネスを行う場所

になります。

 

本社は出世コース、と言われるように、会社にとってキーパーソン、幹部にしたいと思われている人たちは本社で本流に仕事に携わります。

一方で、会社の本流ではないが、ある程度の管理を任せたい、という人たちは支店・拠点に置かれるわけですね。(※全てがそう、とは言えませんが)

 

そもそも論で、この違いを理解しないまま外資系企業日本法人に入ってきて撃沈してしまう人がいるのですが、これは社会人の基本ですので、よく理解しておきましょう。

 



外資系グローバル企業は、本社に絶対服従である

日系企業の海外法人は自由度が広い

日本企業の経営は、民主主義的で優しい

日本企業は現地法人に権限を持たせて、かなり自由に仕事をやらせているケースも多いです。例えばその地域のシステムはその地域のITが予算内で決めて良いとか、仕事の管理方法や組織すらもローカルに任せていたりもします。

日本企業は性善説に基づいている場合も多いため、これが成り立ちます。また、昔ながらの駐在員制度をいまだに多くの企業が継続しているので、ローカルに幅広い権限を持たせる&監視員として日本人駐在員をおく、と言う運営をしているのです。

このような日系企業で海外駐在員を経験すると、かなり広い仕事を行うことができます。しかしながらこれは、あくまで日系企業であるから出来ること、と思った方が良いでしょう。

 



外資系企業の日本法人は、営業所&オペレーション機能である

権限は私たちが握っています

一方で、外資系グローバル企業の場合は、本社が決めた方針・目標・KPIを各国の拠点に一方的に通知し、各国の拠点はその目標値に反論することは一切許されず、ひたすら本社の要求に応えていくのみ、となります。

外資系企業では、例え日本法人の社長であっても、本社には絶対服従せねばなりません。たとえ、日本には合わないシステムでも、日本の顧客が受け入れないビジネス条件でも、日本の顧客がブチギレるような対応でも、基本的には本社に絶対服従です。本社に逆らわない形でどうやって決められた条件でやりくりして成果を出していくのかが、日本法人の役割なのです。

 

ここで日本人がやりがちなのが、本社の意向に逆らったり、本国に刃向かったり、お客さんと揉めるのが嫌だからと本社の意向と違うことを勝手にやり出すケースです。外資系企業で何年か働いて、調子に乗り出した人が陥りがちな罠なのですが、これをやってしまう日本人は遅かれ早かれ本社によって会社から追い出されていきます。

 

つまり外資系グローバル企業日本法人では、日系企業のような自由度の広い仕事の仕方は許されておらず、ローカルに合わせた仕事の仕組みを自分たちで構築することは基本的にかなり狭い範囲でしかできない、と言えるでしょう。

日系企業の日本国内の支店よりもさらに権限が少なく、自由度も狭いのが外資系企業日本法人であると考えた方が賢明です。

 



外資系企業日本法人にいながら、本社の仕事をする方法とは?

本社の懐に入れる働き方を探す必要がある

外資系企業の日本法人は営業拠点でしかないため、企画などの本流の仕事はできないことが9割なのですが、とは言っても中には日本法人にいながら日本の顧客対応の仕事ではない本社の仕事をする人というのもごく稀に存在します。

例えば、下記のような場合です。

外資系企業日本法人にいながら本国の仕事ができる企業・ポジション

  • APAC本社機能が日本法人におかれている企業
  • 本国の本社と一緒に企画するポジション
  • 日本法人から本国へ駐在できるポジション
  • 外資系企業に吸収合併された元日系企業

日本法人とはいえ、日本の顧客に対するオペレーション業務をするのではなく、地区本社の仕事をしたり、本社の企画の仕事に日本の観点から加わって一緒に進めるポジションを狙ったり、外資系企業に吸収買収された日系企業の本社なら外資系企業本社のやり方を浸透させる必要があります。これらのポジションや企業を狙えば良いのです。

 

外資系転職相談なら、JAC Recruitmentが最強

 

外資系企業日本法人の役割と、本社のような企画などの仕事をしたい場合に狙うべきポジション・企業について解説してきました。

が、世の中に出回っている求人票の9割くらいは、基本的に本社が決めたルール・仕組みに則って進めるオペレーション業務です。

そこでどうやったら外資系企業日本法人でも本社のような面白い仕事ができるのか?というと、転職のプロである転職エージェントに希望を正確に伝え、探してきてもらうことなのです。

筆者自身も、プロのリクルーターに「外資系企業で働きたいが、オペレーションではなくて、本流の企画の仕事がしたい」とお願いして見つけてきてもらったのが今の企業なのですが、希望通り日本から本社の仕事ができています。

  

ここでオススメしたいのが、外資系企業で働いている人なら必ずと言っていいほど登録しているJAC Recruitmentです。 JAC Recruitmentは高年収のハイクラス転職に強く、加えて外資系企業とのパイプが非常に強いことで有名です。

 

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