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日系企業から外資系企業に転職して失ったこと5選

外資系企業

筆者が外資系企業に足を踏み入れてから丸9年が経過し10年目を迎えました。

 

そこで、日系企業と外資系企業の両方で働いた経験を持つ筆者が日系企業から外資系企業移った結果、失ったものについて振り返ってみました。

 

外資系・グローバル転職【エンワールド】



日系企業から外資系企業に転職して失ったこと5選

外資系企業は日系企業とは

様々な点について文化が異なります。

 

日本法人の場合は会社にもより

日系企業化しているような場合もありますが

それでも圧倒的に中途社員が多かったり

そもそも転職前提で一時的に働いている人が多かったり

そもそもそこにいる人も会社も

日系企業とは性質が異なるのです。

 

このため、外資系企業に移ってから

人生良くなった!という人と

後悔した、、という人は

結構きっぱり別れるのです。

本記事が参考になれば幸いです!

 



 

同期

日系企業の同期の素晴らしさ

日系企業でそこそこの規模の会社の場合、

毎年のように新卒一括採用にて

同期入社してくる、と言うのが一般的かと思います。

 

同期というのは

社会人人生の中でも特別です。

年次や会社によっても異なりますが

同じ年、同じ日に同じ会社に入り

一緒に研修を受けて

一緒に社会人のスタートを切る、

同志のような存在です。

 

仲の良い同期に出会えれば

他部署との繋がりも広げられますし

仕事で悩んだら一緒に居酒屋に行って

先輩の愚痴とか上司の悩みを話したり

なんなら休日も一緒に遊んだりできる

素敵な仲間となり得ます。

筆者は今でも、

日系企業で働いていた時の同期とは

お互い会社が変わってもプライベートで遊んだりするくらい

同期には恵まれました。

 

”同期”は外国人には通じない?!

この同期ですが

外資系企業では”同期”という言葉自体が

基本的には存在しません。

外国人同僚に”同期”と言っても通じないのです。

 

なぜなら外資系企業は

必要なポジションに必要な人材を採用する

いわば通年採用が一般的なので

同じ日に数十人がどかっと採用されて

一緒に社会人として成長していく、、

と言った文化がないからです。

 

日本の同期の素晴らしさを知っている身からすると

ちょっと寂しいなあ、と思う瞬間です。

 



 

春の季節感

新卒一括採用がない

3月4月は別れと出会いの季節、、、

オフィスには初々しい新入社員が、、、

と言うのが日本の一般的な光景ですが

外資系企業ではこの光景がなくなります。

 

日本企業のようになった大きな外資系企業日本法人や

新卒を雇うような部署の場合は別ですが

外資系企業は基本的に必要な時に必要な人を雇うため

いつでも人が入ってくるし、

いつでも人が辞めていくため

常に出会いと別れの連続となるのです。

 

外資系企業で働いていると、

人の出入りが日系と比べれば多いため

今この時一緒に働いているチームメンバーと

来月には働けなくなっているかも、、

という気持ちが常にあります。

 

一期一会とはまさにこのこと。

 

お互いに一緒に働けることが永遠ではないからこそ

できる限りの礼節を尽くして

自分も相手も気持ちよく仕事ができるようにしたいな、

といつも思うようになりました。

 



定期移動がない

部署異動については、

外資系企業でも本国や大きな拠点ではありますが

これも一斉に移動させるようなシャッフルはなく

あくまで本人の希望や

部署としての戦略に基づいて行われるため

一人一人タイミングは異なります

 

日本法人で部署間の移動というのは

よほど大きな日本法人の場合、

もしくは人間関係などで他部署に追いやられるか

本人が移動を希望して社内で自分で面接を受けて移動する、

などになりますが

やはり定期移動にはならず

一人一人そのタイミングは異なるので

「あ〜次の4月から、私はどこに配属かなー」

と、考える文化は基本的にありません。

 

 



 

他人を信用する純粋な心

常に社内政治を気にする必要がある

私が日系企業で働いていたときは

超年功序列で終身雇用でしたので

会社全体がある意味、

家族のような側面がありました。

 

誰もが基本的には

その会社で定年を迎えようとしていましたから

会社の中での人間関係を丁寧にしないと

結局は自分に返ってくるということで

あまりに露骨な裏切りや、

出世のために周りを蹴落とす!

と言ったような激しさは皆無でした。

 

外資系企業に入ると、これが逆転します。

誰もが目的意識を持って会社に入社してくるため

会社にいる同僚は家族でも仲間でもなく、ライバルになるのです。

 

関連記事

 外資系企業の人間関係

 外資系企業の人間関係は日系よりドロドロ

常に気が抜けない環境

このため気を抜いていれば

気づけば巧妙にハメられていることもありますし

手柄を一切合切持ち逃げされることすらあります。

外資系企業で働く人は非常に頭が切れる人も多いので

これをバレるように露骨にはやらず、

裏でジワジワと手を回す人が非常に多くなります。

 

筆者は最初、このお作法を理解しておらず

何度も痛い目を見た経験があります。

今では常に、

相手の言動の裏を読む

周りの人間に注意する

ということを当たり前にするようになりました。

 

こう言ったことは

海外では当たり前ですが

人を信用する気持ちがすっかりなくなったのは

日系企業にいたときが懐かしく、寂しく思うことがあります。

 



 

会社の建前に騙されてはいけない

外資系企業は、時に

日本以上に本音と建前を使ってくることがあります。

 

これの代表例が、

・透明な組織

・社内通報窓口

・360度評価

・一見、気のいい同僚

なのですが、これを信用してはいけません。

 

なぜなら、

会社は常に反逆分子を駆除することに神経を張り詰めており

ここで頻繁にFBしてくる社員は

ともすれば会社にとって都合の悪いことを言い出す可能性があるため

粛々と人事の危険社員リストに載せられる危険性があるからです。

外資系企業は日系と比べて

オープンな文化だ!と純粋に信じてしまわぬよう

最新の注意を払いたいものです。

 



 

会社に依存する心

いずれ飛び立つことが前提

外資系企業に転職すると、

周りは中途入社した社員が一般的になってきます。

 

つまり周りに同僚が十人いたら

全員出身の会社が違うし

社歴も違う、ということが当たり前なのです。

 

この人たちに囲まれて働いていると

誰もがこの会社に一生いる気がない、という空気を

毎日ありありと感じることになります。

 

つまり、

文句があるなら辞めて他に行けよ

と、誰もが思っているということです。

 

そのため外資系企業で働くようになると

”会社がなんとかしてくれるだろう”とか

”上司が助けてくれるだろう”という

他力本願、原因他人論の気持ちが無くなります。

 

筆者も、日系企業で働いていた時は

良くも悪くも会社に依存していましたが

この気持ちは今ではすっかり無くなりました。

 

常に自分の人生は自分で考え自分で選択し、決定する。

会社や他人に依存しない。

これが当たり前になったのです。

 

一見、聞こえは良いですが

自由を手にするのは

自己管理の責任も手にすることですから

合わない場合はなかなか、しんどいかもしれません。

 



残業

残業は会社の金を猫ばばしている、とみなされる

外資系企業は

職種やポジションにもよりますが

基本的な考え方として

日系企業のようなダラダラとして残業は許されません。

   

会社から携帯を持たされているような

結構上のポジション方の場合は

全世界が止まる元旦を除き

364日常に働くこととなりますが

その分年俸制で高級取りだったりします。

 

この人達以外の一般職や

そこそこの管理職くらいまでは

残業=会社の金を無駄に使う、とみなされ

厳しく処罰を受けます。

 

日系企業では会社に長くいて

毎日夜遅くまで残っている人が

仕事をしている人、というような文化がいまだにありますが

外資系企業で明確な理由なくこれをやっていると

呼び出されて始末書を書かされたり

それでも改善されない場合は

最悪、退職勧告につながる危険性まであったりします。

 

筆者は日系企業にいたとき、

毎月当たり前のように20-50Hの残業をしていたのですが

外資系企業に移ってからはどんなに多くても

月に10H以内に押さえ込むようにしています。

 

忙しくても残業させてもらえない?!

残業が嫌いな人が

外資系企業に転職してくる傾向があるのですが

誰もが8時間以内にいかに仕事を終わらせるか

を考えています。

 

ここで盲点かもしれませんが

外資系企業は日系企業のように

潤沢に人を雇っていないため

日系企業が五人で回す仕事を一人が全て行う

ということも珍しくありません。

 

こうなるとどうなるかというと

仕事を効率化できなかったり

要領を掴めない人は

常にフル回転で8時間超速で働かないといけなくなるのです。

 

長時間労働・残業も辛いものですが

逆に

限られた時間で高負荷をかけて成果を出す

というのも

慣れるまでは結構、辛いものです。

 

しかも、周りの同僚は

要領が良くてさっさと終わらせる人がい多いのですから

いつまでもチンタラやっていたら

あなただけが浮いてしまうのです。

 



残業代で稼ぎたい人は外資は無理

日系企業と外資系企業は

残業に対する考え方が全く異なります。

 

そのため、

日系企業にいた時のように

残業で金を稼ぎたい人は

外資系企業には向かないと思います。

 

外資系企業は金管理にシビアですから

会社から見て”会社の金を猫ばばする人”と

思われないように振る舞う必要がありますので

厳重に注意しましょう!

 

まとめ

外資系企業に移って失ったことについて

まとめてきました。

外資系企業と日系企業は大きく異なることが多いので

自分にとって合うのか合わないのかよく見極めたいところですね。

 

外資系・グローバル転職【エンワールド】

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